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玲香side

色々考えてみたものの、私はやっぱりダメ人間らしい

xxのことだって__どうするべきなのか

玲「__わかんない」

凛「あんまり考えこまない方がいいよ、悪い方向にしかいかないから」

玲「!」

頭の上から降って来た声に驚いて、顔を上げた

玲「仕事は?」

凛「休み、午前中はね」

手に持っていた牛乳を机に置いてから、ブラックコーヒーを飲み始めた凛
多分、休みっていうのは嘘だと思う
もしかして、私のために休んでくれたのかな

凛「怖い顔しないでよ、はいこれ」

眉間をこつんっと突かれる

玲「私が牛乳嫌いなのって_」

凛「知ってる笑、好き嫌いはダメだよ?」

玲「__」

なんで知ってて持ってくるかなぁ笑

凛「嘘だって、お茶でよかった?」

玲「うん__ありがとう

凛「いいって」

申し訳ないとは思いつつ、今は凛に甘えさせてもらお


凛「___相手のこと全部分かることなんてないよ?姉妹ですら色々すれ違って誤解しちゃうんだから___実の姉妹じゃないのは置いといて笑」

玲「!」

少しの沈黙の後で、自嘲気味に笑った凛に何も言えなかった

凛「玲香には、私と同じ思いしてほしくないけどね__」

玲「凛__」

凛「___大丈夫って言えたらいいけど__今の私が言っても説得力ないか」

また長い沈黙が続いた_____

俯いた凛を見てやっとわかった

そんなわけないって思いながらも、平気なのかと思ってた_
あの時も、次の日からはいつも通り仕事してて___
普通に収録して、笑ってたから__


大丈夫なわけないじゃん


妹のために、自分のこと犠牲にして来てたのに___
妹を助けるために頑張ってたのに__

そのために、乃木坂に入ったのに___

凛は誰にも心配かけたくないから
悩んでても、怖くても、辛くても___
ずっと隠し通した

あの星野凛だから__元天才子役だから__


それができた__できてしまったんだ


玲「凛___私__」

凛「今のうちにちゃんと休んでなよ___うちのキャップは私が守る」

“気づかなくてごめん”

そう言い終わる前に、凛は言った

なんでそう言ったのかはわからないけど___




私はひどく安心した___

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作者名:goo___** | 作成日時:2017年11月30日 17時

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