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玲香side
?「___そう__じゃぁね」
電話している声が聞こえて、立ち止まった
誰だろ__
まぁレッスン終わりに
こんな時間までいるのって大概__
凛「!__玲香」
やっぱり__凛だ
玲「_大丈夫?」
凛「大丈夫だよ、じゃあね___玲香も早く帰りな?__危ないから__夜は」
明らかに誤魔化したのはわかったけど、
ここで聞いても答えるわけない
玲「無茶したらダメだからねっ、また美彩に怒られちゃうよ?」
凛「____うん、そうだね」
暗い声が、部屋の中に消えた
玲「凛?」
凛「私、やめないから__もう逃げない」
玲「__」
自分に言い聞かせるように聞こえた
その言葉はわたしにむいてない
凛「ごめん__」
誰かが言っていた
去っていく彼女は、誰よりも強くて、誰よりも優しくて
誰よりも___脆い
玲「__もう遠くに行かないで」
この声はきっと本当の意味で、彼女に届くことはない
なんと言っても、伝わらない
1人で抱え込んで、解決してしまう彼女だから__
?「__玲香」
玲「!?」
『ドサッ』
?「っ___」
意識が飛ぶ前に見た、この子の悲しそうな表情を
きっと私は忘れない
また___なにかが起こる
そんな気がした
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作者名:goo___** | 作成日時:2017年11月30日 17時