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美彩side
“やめて”
そう言った声は、誰にも届かない
深「美彩?どうしたの?そんな考えこんで__」
美「何にもないよ?」
ふっと目が合って、そっと逸らした
今はまいまいのことも直視できない
凛「美彩、お酒飲みに行こっか?」
美「え?」
凛「久しぶりに2人だけで行こ?」
美「うん、わかった」
凛side
美彩の様子がおかしいのはちょっと前から気づいてた
最初は選抜落ちたからかなって思ってたんだけど__そうじゃなさそうだし
お酒飲んだらちょっとは話してくれるかって思ったものの__
美彩が潰れる前に、私が酔いそう
美「___」
本日何杯目かわからないカクテルをひたすら黙って飲みながら、
カランっとグラスを傾けた
『ガンッ』
美「んー__Zzz」
凛「ちょっ、大丈夫?」
美彩__
やっぱり、なんかおかしい
っていうか、絶対飲みすぎ__
明日どうなっても知らないよ?私が誘っといていうのもあれだけど__
店「お姉さん、結構飲んだねぇー大丈夫そう?」
凛「あ、はい__今日はもう帰ります、起きたらまた飲みそうだし__」
店「姉のやけ酒に付き合うなんて、いい妹だねぇ」
凛「いや、あの、姉妹じゃないです」
店「あ、そうなの?友達って感じじゃないから、姉妹だと思ってたよー気をつけて帰ってね」
姉妹__ねぇ
ほんとに姉妹だったら、もっと美彩のことわかるのに__
美彩__教えてよ
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作者名:goo___** | 作成日時:2017年11月30日 17時