乃木坂の本当のキャプテンは…4

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白石side

凛「ごめん…麻衣」

白「ううん…大丈夫だったの？なんか急いでたけど…」

凛「…」

私がそう聞けば、凛は押し黙ってしまってしまう
だから、何かあったことはすぐ分かった

奈「…ストーカーに襲われてたの、凛」

ななみんが少し言いづらそうに、そう言ったから
私は驚いた…

白「…何されたの…？」

凛「…キス…だけだけど…」

白「！…だけって言えないよっ、それ…」

奈「…ごめん、私が…」

凛「だからっ、もういいって…この話は終わりっ…マネージャーには連絡したし…」

そう言って笑っているけど凛は震えたままだった…
…それはそうだよ
逆に、明るくできる方がすごい

奈「また強がってる」

白「ちょっとくらい…泣きついてくれてもいいのに」

凛はいつもそう…
なんでもかんで、自分の中だけで抑えるから

私とななみんがそう言えば、凛の顔から笑顔は消えてしまう
…もう我慢しないで…凛

凛「……った………怖かったっ…」

白「うん…」

奈「もう大丈夫だから…」

その声は、掠れた小さな声だった…
隠してた凛の言葉


頬を伝った一滴の涙は、静かに膝に落ちていった…

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