乃木坂の本当のキャプテンは…4

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白石side

美「もうひどいよー凛も奈々未もー」

深「りんがいにゃい…Zzzz」

あの後、作戦会議ならぬ美彩のヤケ飲みに付き合わされて…
めっちゃ酔ってる美彩と…飲ませされて寝たまいまい


…どうしよ

白「凛来てくれるかな…」

他に頼れる人がいなくて、とりあえず凛に電話した
本当…頼ってばっかで悪いな…

凛『麻衣…どうしたの…』

白「美彩とまいまいが酔っちゃってね、いつものお店で……って、凛どこにいるの？」

電車が過ぎる音が爆音で聞こえて来て、高架下にいるのはなんとなくわかったけど…
なんでそんなとこにいるんだろ…

白「凛？」

凛『ごめん、すぐには行けないかも』

白「え？…って、切れた…」

焦った声でそう言った凛…
なぜか嫌な胸騒ぎがして、落ち着かなかった

白「凛…」

『プルプル』

凛からかけ直して来たのかと思ったら、表示されたのは“ななみん”

白「もしもし」

奈『しーちゃんっ、凛今どこにいるが か知らないっ？』

白「ごめん、知らない…でも今電話したけど、高架下っぽいとこだと思うよ…なんか焦ってたんだけど…凛大丈夫なのかな…」

奈『！…しーちゃんありがとっ』

白「あ…うん…って…ななみんもぶち切り…」

なんか、2人とも大変なのはわかるけど…
ひどいよ…

奈々未side

凛の家への帰り道で、高架下っぽいのは１つしかない

奈「…っ…！…り…ん」

私の予想通り、凛はそこにいた
男の人に拘束されて…

凛「ちょっとっ！離して！…」

男「意外に気強いんだね、凛ちゃん」

凛「…誰？」

男「子役の頃からずっと、凛ちゃんのこと見てたんだよ？…凛ちゃんにずっと触れられるなんて、夢みたいだ…」

ストーカー…か
変質者なのには変わりない…

それが分かっているのに、怖くて
何もできなかった…

凛「離してって言ってるでしょ！」

男「足癖悪いんだから…ダメだよ？そんなに暴れちゃ…」

凛「うるさいっ！」

凛が蹴ろうとしたけど、あんな小さい体じゃあっという間に動けなくなってしまう…
…警察に電話しなきゃいけない…

凛を助けなきゃいけないのに…

『カラン…』

凛のポケットから落ちた何かを男が拾った

男「ん？なにこれ」

凛「っ…返してっ！」

それまでよりも必死に凛はそれを奪い返そうとしていた

男「大事なもの？」

凛「返してってばっ！」

男「誰からもらったの？」

凛「関係ないでしょ！」





ーー続きます

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