乃木坂の本当のキャプテンは…4

過去 ページ47

雫side

小さい頃は好きだった

凛「雫、アイス買ってあげよっか？」

少ないお小遣いで、私のためにアイスを買ってくれるようないい姉だった


少し変わったのは、子役になってからだ

雫「ねぇ、お姉ちゃ__」

凛「ちょっと待って__ごめんなさい__はい、わかりました__ごめん、なに？」

雫「もういいよ」

最初は、しょうがないって思ってた
だって、両親が不仲なのはわかってたし

凛「そう？あ、私明日からちょっと出かけるね」

雫「どこ行くの？」

凛「ドラマの撮影あってね、1週間くらい帰ってこれないかも」

家を開けることが多くなって、売れっ子になっていった
まだ、よかった
お母さんもお父さんも、少し落ち着いた

でも


凛「離婚__か」

『プルプル』

凛「え、あ__明日ですか__わかりました、はい」

離婚するって決まってからも、お姉ちゃんは家にいなかった
だから両親がお姉ちゃんを取り合っていたことなんて、知らないはず__

母「私が凛を引き取るわっ」

父「お前が引き取れば、凛の稼いだ金をドブに捨てるだろ！」

母「じゃあ、二人ともあなたが引き取りなさいよ！私にお荷物だけ押し付けるなんでありえない」

両親の目的は、お姉ちゃんが稼いでくるお金___
私はただの邪魔な存在



学校でもいじめられた




お姉ちゃんに嫉妬してる人に






その頃から、





テレビにお姉ちゃんが映るのが、憎かった

作者です→←ー

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す