乃木坂の本当のキャプテンは…4

いもうと ページ41

時雨side

色々、情報を聞き出した

取引の内容も分かった


時「私に役、もらえませんか？」

凛「なに言ってるの？」

これまでしてきたことの、せめてもの償いになるだろうか？

時「貴方はここにいてください」

凛「__ダメだよ」

やっと意味がわかったらしく、また笑ってる


凛「時雨ちゃん、私の席奪うんでしょ？」

時「私が奪ってから卒業してください、逃げるのはダメです」

こんなことを言う資格はないかもしれない
この人に私は何一つ勝てないから

時「後悔してるなら、もう目を背けないで」

凛「__」

時「必要とされてるなら、貴方はここにいないといけない__雫のためにも」

黙ったまま、まっすぐにこっちを見る目は逃げる人の目じゃない
わかってる__一回も逃げたことないんだよね、本当は

凛「時雨ちゃんがいてくれたらいいよ、雫も喜ぶでしょ？」

考えた末にそう言ってしまう人

困った人だ


時「___私なら、拓海さんをはめれます」

凛「え？」

この人のためになら、少しは無茶をしてみようかなと思う
自分を犠牲にしてきてばかりのこの人のために、誰も犠牲にならないのはおかしいでしょ

時「知り合いは多いんで」

凛「 ちょっ、どういうこと？」

残念ながら、教えられない
ほんとは黙っときたかったけど、何かと仕事早そうだから
先言っておかないと


秋「私も協力するね、時雨ちゃん」

凛「真夏？」


秋元さんも色々協力してくれそうだし


時「私に任せてよ、お姉ちゃん」


凛「！____ほんと、困った妹ばっかりだわ」

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