乃木坂の本当のキャプテンは…4

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奈々未side

奈「止めるよ、絶対」

凛「__だからっ」

奈「あと少しでもいいからっ、1年だけ__お願い」

やっぱり実感する、凛がいないとダメ
もう少し、みんなが凛に頼らなくてもいいようになってから__

凛「私は乃木坂にいられない」

奈「なんでダメなの？私達は_」

凛「__私は」

白「凛…？」

凛「っ__ごめん」

そう言って、部屋を出て言ってしまう凛を止めなれなかった

白「ななみん、どうしたの？」

しーちゃんが駆け寄ってきた時には涙が頬を伝っていた
こうなりたかったんじゃない



凛、ごめん




深川side

『コンコン』

美彩が隣で寝るって駄々をこねていたのをなだめていた時ノックがなった

『ガチャ』

深「あ凛、どうしたの？ななみんとこ行ったんじゃ…凛？」

凛「っ__どうしよ」

美「どうしたの？」

とりあえず、凛を部屋に入れてなだめた
でも泣いているだけで、何も話そうとしなかった

美「__凛、なにがあったの？大丈夫って言ってたけど__1週間いなかった時も」

凛「私が乃木坂やめなきゃ__みんなに迷惑かける」

深「迷惑って__」

凛「まいまいと美彩はさ__自分のせいでメンバーが傷けられる、でも乃木坂をやめたら守れるとしたら__どうする？」

美「え？」

最初はどういうことかわからなかった
もしかして____凛、脅されてるの？

凛「ごめん、忘れて」

美「__私だったら、とりあえずマネージャーとかに頼る」

深「私は__メンバーに言っちゃうかな」

私達がそう言ってからも、凛の表情は相変わらず暗かった

凛「__そっか」

美「凛は？」

凛「__わかんないの____どうしたらいいのか」

自分のせいでメンバーが傷つくなら__
凛は乃木坂をやめる__か

凛「__やめたくないな」

消えてしまいそうな小さな声で、凛は言った
本音はそうだよね__

美「じゃぁ、とりあえず美彩姉に頼ってよ」

凛「え？」

美「麻衣姉と美彩姉にさ？年下なんだから、もっと頼ってくれないと」

美彩が胸を張ってそう言ったのに、凛はきょとんとしてて
2人の差がなんか可笑しくて、笑っちゃう

深「1人で抱え込んでたら、みんな怒るよ？ななみんもね笑」

凛「___なに言ってもいい？」

美「うん」

凛「__怖いんだ、今の状況が」

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