乃木坂の本当のキャプテンは…4

ー ページ13

玲香side

マ「これって、電話してきた日？」

凛「…多分そうです…」

マネージャーに呼びだされた凛と私…

目前に置いてあるのは、情報雑誌

マ「ここに書いてあること、嘘だとは思うけど…こうやって出るとね」

玲「ちょっ…待って、なんかあったの？」

マ「こっち側に写ってる人、凛の子役の時からのストーカーみたいで」

玲「え…」

マネージャーが指差した写真は、凛と男の人が…キスしてる写真
…これがストーカーなのか…

凛「私の不注意で…すいません」

マ「ブログで、コメントしといてね…私、上と話してくるし」

凛「はい…」

『バタン…』

マネージャーが出て行ってから、しばらく固まってた
子役の時からって…どんだけ長いことつきまとってんの…

凛「…ごめん」

玲「いや、凛のせいじゃないし…」

きっと凛が1番驚いてるはず…

時「乃木坂46の星野凛に彼氏がいた…ファンはどう思うかなぁ」

音もなく部屋に入ってきた時雨ちゃん…
この子、何者なんだろうって時々思う

凛「…やっぱり」

時「私が言ったわけじゃないよ？ちょっと、煽っただけ」

玲「…時雨ちゃん？」

いつもの雰囲気が一切なくて、動揺した
だって、脅してるみたいに聞こえるから…

時「次の握手会…どうするの？」

凛「どうもしないよ、いつも通りするだけ」

時「ファンはいつも通りじゃないと思うけど？」

凛「それでも、私はやらなきゃいけないから」

時「何の為に？」

凛「自分の為だよ…私がやったことだから、私が全部挽回する…当たり前のことでしょ？」

時「…」

凛は無理してそう言ってる…でも
時雨ちゃんのなぜか悔しそうな顔を見て少し笑った

凛「戻ろっか、部屋」

ー→←ー

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す