乃木坂の本当のキャプテンは…4

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深川side

“ずっと私の大好きなお姉ちゃんでいてね”

…綺麗な文字で書かれた合計3枚の手紙の
それに書かれていたのは、凛への感謝と謝罪…そして
“私のことなんか忘れて”って言う言葉だった…

凛「…」

凛が想像していたのとは、180度違う内容
…それが凛のしてきたことへのお返し

深「雫ちゃんは…凛のこと恨んでないんじゃない…？」

凛「…私…間違ってなかったのかな…子役になったことも…アイドルになったことも…」

深「うん」

凛の妹らしいその内容に、ふっと笑みが溢れる

深「流石、凛の妹…凛のことばっかり」

凛「うん…そうだね」

きっとこれを読んでも、凛が100％自分のことを許すかって言われると
それはないって思うけど…

凛「本当は……卒業したくないよ……それだけは言っとく…」

深「…うん」

凛「ずっと、私はステージに立ちたい…でもね、ダメなんだ…」

きっと、やめたい理由なんてない…
やめないと何かが起こるのかもしれないんだろう…

深「さっき…何にも言わないって言ったけど、私やっぱり凛にやめて欲しくない」

凛「…うん、ありがと」

いつも通り笑った凛を見て
やっぱり凛はいないとだめだなって思う…

深「あ、そうだ…」

凛「？」

深「奈々未とちゃんと前みたいにしてね？また奈々未の顔が怖くなっちゃうから」

凛「うん、わかった」

今じゃなくていい…
いつか、話してくれたら…嬉しいけど


凛「…あの」

深「ん？」

凛「ありがと、まいまい」

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