乃木坂の本当のキャプテンは…3

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若月side

A「佑美って、玲香の家知ってる？」

佑「あ、うん」

レッスン終わりに、Aが私のとこにきた

A「教えてくれない？今日、寄っていこうと思って」

佑「！…今は行かない方がいいと思うけど…」

A「？…」

佑「あ、いや…」

A「なに？言って」

Aに真っ直ぐ見つめられると、逃げられる気がしない…
でも…私から言うべきじゃない気がするし…
かといって、今の玲香に会わせるのも…

…Aなら、なんか変えてくれるかな

佑「私からは言えない…行くのって今から？」

A「？…あ、ごめんちょっと待っててくれる？すぐ終わるから」

佑「うん、わかった」

前にも増して、忙しいA…
ただでさえフロントメンバーは仕事が急に増えて大変だし、
Aはもともと仕事多かったけど…
玲香の代わりに二期生の面倒も見てるし…

大変…だよね


奈々未side

奈「え？」

A「だから…時雨ちゃんかなって…あの手紙」

話があるって言われて、聞いてみれば
また突拍子も無いようなこと…

A「お母さんに言われたの、前に…時雨ちゃんに弱み握られないようにって」

奈「Aのお母さんが？」

弱み握られないようにって…
自分の子供なのに…

A「それにちょっと…なんか違和感あるっていうか…なにがっていうわけじゃないけど」

奈「それはまぁ…私も思ってたけどさ」

A「…またなんかするかもしれない」

そうAが言って、思いついたのはうちのキャプテン

奈「もう手出してるかもね」

A「え？」

奈「玲香、1週間体調不良…電話しても出ないし、音信不通…」

A「！…今日行くから、聞いてみる…」

Aは、佑美と家に行くらしい
色々、心配性すぎると思ってたけど…
Aがしてることは大概、間違ってない

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