乃木坂の本当のキャプテンは…3

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奈々未side

A「おはよ、奈々未」

奈「ん、おはよ…珍しいね、時間ギリギリ」

A「目覚まし時計が壊れちゃってさー買いに行かなきゃ」

いつも集合時間の一時間くらい前にいるA
今日きたのは始まる十分くらい前だった

奈「本当に？」

なんでそう聞いたかはわからない
でも、不安になった
Aが何か隠してる気がして…

A「え？なにが？」

奈「いや…ごめん、なんでもない」

どうしたの？とでも言いたげな顔をして、私の方を見たから
私は言いそうになったことを飲み込んだ…


握手会の時、Aがおかしかった…
声をかけようと思ってたけど、足早にバス降りていったし…

Aが言う、『私は大丈夫』は大丈夫じゃない…
いつもそう…
今のAは…どっち…？


分かんない


いつもなら、だいたいわかるんだけど…

A「麻衣、おはよー」

白「あ、うん、お、おはよ」

しーちゃんもわかりやすく動揺してる…
…そういえば若月があの日Aの家泊まってたな…

奈「若月ー、ちょっといい？」

若「ん？うん」

奈「Aってさ…なんかあったのかな？」

若「A？そうなのかな…いつも通りだと思うけど…」

奈「握手会の日にさ、なんか言ってなかった？」

若「いや、なにも…玲香の事でちょっと相談されたくらい？」

奈「そっか…ありがと」

若月が聞いてなかったら、わかるわけない…か

…この胸騒ぎはなに？

A、教えてよ

若月とキャップ→←ー

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