16人だけのステージ ページ2
奈々未side
公演6回目
配役はあまり変わらない
アリス役はA、生ちゃん、かずみんで取り合い
でも、今日はしーちゃんがアリス役
白「どうしよっ…」
A「大丈夫、練習通りやればできるよ…麻衣なら」
しーちゃんが緊張するのも納得
アリス役は主役だから出番が多くてセリフも多い
それに、まだ一回もやってないし…
美「…」
美彩が控え室の隅で顔を埋めてるのは、
多分、今日の公演で選ばれなかったから…
A「美彩……」
奈「A、もう行かないと間に合わないよ」
A「…うん」
人の異変に誰よりも早く気づくのは、Aの長所かもしれないけど
ある意味、短所かもしれない
しーちゃんのミスもなく、無事に終わった公演
A「麻衣、完璧じゃん」
白「ほんと？…」
A「うん」
白「よかったぁ」
荷物を取りに控え室に戻っている時
聞こえてきた美彩の怒声と生駒ちゃんの涙声
美「そんな慰めいらないっ！」
里「美彩、ごめんっ！」
A「美彩…！」
奈「Aっ」
Aは走り出してしまって、みんなでそれを追いかけた
私たちが部屋についたと同時に美彩が部屋から出てきて
Aとぶつかった…
『ドンッ』
美「…どいて」
A「嫌」
美「っ」
Aは美彩の腕をしっかり握って、逃げられないようにドアを閉めた
そして、心配そうに美彩を見つめた
だって、美彩が泣いていたから…
A「どうしたの？なんか言われた？」
美「関係ないでしょ…」
A「関係あるよ」
美「なんで？Aは明日のために役練習しといたら？」
A「美彩、こっち見て」
美「…」
俯いていた美彩は、Aにそう言われて少しだけ目線を上げた
その大きな目には、溢れそうな涙が溜まっていた…
A「…どうしたの？」
美「Aに言っても意味ない」
A「なんで？」
Aはいつも以上に優しく話してたけど、
美彩の棘のある声はさらに鋭くなるだけだった…
美「Aみたいに、なんでも1番取れるような人にはわかんないよっ…私のことなんてっ！」
A「！…私はそんな…」
美「いつもステージに立ててるようなっ…Aには絶対わかんないっ！」
A「っ…」
美彩は乱雑にAの手を振りほどいて、部屋から出ていってしまった…
あんな美彩を見たことなんて、なくて私たちも固まってしまう
『バタンッ』
A「…！…美彩…」
奈「追いかけない方がいいよ…多分」
A「でも！……そうだね」
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koharun29(プロフ) - 凛さん» 不都合は仕方ないですね、、、、！はやく自分の名前で読めるように不都合が直ること望んでます！！！ (2017年10月31日 19時) (
レス) id: e4e8607028 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - koharun29さん» なんか不都合で変換できなくて！ごめんなさいっ！できるようになったら即変えますっ！ (2017年10月30日 22時) (レス) id: 96d50b5653 (このIDを非表示/違反報告)
koharun29(プロフ) - 凛さん» 受験頑張ってください！！あと、また途中から自分の名前に設定しても設定した名前にならなくて、、、お時間があれば自分の名前で読めるようにしてもらえませんか？(汗) (2017年10月30日 19時) (レス) id: e4e8607028 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - koharun29さん» ありがとうございますっ、めっちゃ嬉しいです♪ただ、受験生で…更新遅くなるかもしれないです…ごめんなさいっ (2017年10月29日 23時) (レス) id: d2ddf734d0 (このIDを非表示/違反報告)
koharun29(プロフ) - いつも、話が面白くて次の話が気になって30分おきくらいに更新してるか確認しちゃいます！笑次の更新楽しみにしてますね！！！ (2017年10月29日 19時) (レス) id: e4e8607028 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：goo___＊＊ | 作成日時：2017年10月23日 3時
