乃木坂の本当のキャプテンは…2

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奈々未side

マ「舞台公演をすることになりました」

会議室に集まって急に言われたこと
マネージャーのその一言に部屋は静まり帰った

マ「えっと、まだ詳しくは決まってないから言えないけど…前半のステージは、全員参加で…オーディションを受けに来た女の子を演じて、実際に観客に投票してもらって…選ばれた16人が後半の公演に出る…全役覚えてもらうわ」

まじか…
って、全員が思っただろう
16人が選ばれる、つまり16役…

「詳しいことは来週までに連絡できると思うわ、じゃぁ解散」


A「舞台公演か…」

奈「A、子役だったんだし…演技とは問題ないでしょ？」

A「そんなことないよ、やってない期間の方が長いし…それに、演技って言っても舞台とドラマは全然違うから」

奈「そうなんだ」

A「…それに、オーディション形式ってことは、ダンスとかもするはず…まずは観客に投票されないといけないし…頑張らなきゃね」

奈「うん」

Aは相変わらず、自己評価が低い
すごいのにな、なんでもできるし…

マ「Aちゃーん、お客さん」

さっき帰ったはずのマネージャーが戻って来て、そう言う
お客さん？
誰だろ？

時「Aちゃん」

奈「雫ちゃ…」

A「！…どうしたの？時雨ちゃん、っていうか…お父さんは？また迷子？」

時「ううん」

雫ちゃん…じゃないの？
Aが複雑な表情なのもわかる
だって、雫ちゃんと瓜二つ…

時父「あ、Aちゃん…ごめんね、急に少し聞きたいことがあってね」

A「こんにちは…えっと…そういえば名前」

時父「あぁ、ごめんごめん…」

結構、若いイケメンな人が出て来てびっくりした
どっかの俳優さんとか？
でも、それだったらA知ってるか…

拓「改めて、紅真 拓海です…でこの子は虎海時雨ちゃん」

A「苗字…」

時父「預かってるだけでね、僕はお父さん役」

紅真拓海
すごい名前だなぁ

A「で…私に話って…」

拓「鹿賀シレネっていう女を知ってる？」

A「…はい」

急に曇っ表情
何かあったのは、すぐわかる
でも、よっぽどのことだったんだろう…
Aがあんなに顔に出すんだから

拓「今、鹿賀正隆さんの殺人の容疑で疑われているんだ」

A「…」

拓「君のお父さんだよね」

A「…」

え…

拓「言い忘れていた、僕は一応警察だ……一刻も早く、犯人を捕まえたい…協力してくれないか？」

A「私にはできません」

鋭い声に空気が張り詰めた…

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ラッキーメンバー

深川麻衣

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