検索窓
今日:55 hit、昨日:0 hit、合計:119,783 hit

ページ19

「ごめんね、迷惑かけて」

重くなってしまった部屋に居づらくなって、
なんとなく廊下に出た

壁にもたれかかって、座り込むと急に腕の傷が痛くなった
気が動転してたのもあって、気づかなかったけど血が全然止まらなくて
少しめまいがする

A「はぁ…ったく…ばか…」

話してしまったことを後悔していると、ドアが開いた。

?「…誰が?」

その声の主は、救急箱を持って私の腕に勝手に包帯を巻いている
何か言いたげな表情をしているのに、なかなか言わない
そこがこの子らしいっていうか…

A「佑美…何?」

彼女は、何も言わなかった
ただ、うっすら涙の浮かんだ瞳で私を見つめ、

しばらく沈黙が続いた後で、呟くように言った

「Aはさ……1人じゃないよ」

A「え…?…急に何?」

「1人でそんなに悩まなくてもいいから……私、頼りないかもしれないけど…
話、いくらでも聞くし」

A「別に悩んでなんかない…って」

「強がらなくていいのに…」

A「……強がってないとやってらんないよ」

私がそういうと、佑美は少し怒ったように頰を膨らませる……本当にかわいいんだから
整った顔でそんなことされると、つられちゃうよ?

「佑美は優しいねーいつも」

「…玲香がさ…AがAがって言うから…」

子供っぽく言い訳するみたいにそう言うから、
少し意地悪したくなっちゃう

「ふふっ、玲香のこと好きだねー」

「別にそんなんじゃないしっ…」

ちょっと照れて、赤面してる…笑

「仲よすぎたら、嫉妬しちゃうよ?」

「だからっ、そんなんじゃないからっ…」

「慌ててる…笑」

「もう…」

いたずらっぽく笑うと、佑美もつられたように笑った
ドアの向こうで、みんなが盗み聞きしてるのがちらっと見えて
玲香がいじられてるのがわかる

これは、後で佑美もいじられるパターンかな?


佑美のおかげで、なんとか普段どおりに戻った
お礼(とお詫びに)後でアイス奢ろう、佑美…と玲香にも…ね?笑

ー→←作者です…


ラッキーメンバー

深川麻衣


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
106人がお気に入り
設定タグ:乃木坂46
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - ごめんなさいっ、なおったと思います… (2017年10月14日 19時) (レス) id: d2ddf734d0 (このIDを非表示/違反報告)
koharun29(プロフ) - 途中までは名前設定すればその名前でいけたんですけど途中から名前設定しても凛のままになっちゃってて、、、できたら自分の名前で読ませてもらいたいなって思ってるんですができないでしょうか??( ; ; ) (2017年10月13日 16時) (レス) id: e4e8607028 (このIDを非表示/違反報告)
凜央奈 - はいっ!続きを楽しみに待ってます!テスト私もです。凛さん、頑張ってください。 (2017年10月6日 0時) (レス) id: fff8549bd9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すいませんっ、テスト期間で…できるだけ早く書きます! (2017年10月5日 13時) (レス) id: 6b62834c1b (このIDを非表示/違反報告)
凜央奈 - 続きがめっちゃ気になります。わがままですが、早く読みたいです!!覗いてた人が誰なのか・・・。 (2017年10月4日 22時) (レス) id: fff8549bd9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:goo___** | 作成日時:2017年9月6日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。