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『バシュッ』
鮮やかな赤い液体が宙を舞う
せっかくの白い部屋が赤いまだらになってしまう
不思議と痛みはない
まぁ、傷は浅いし大丈夫そう
「ち、ち…違うんだ…お、俺は…」
「何が違うの？」
「…こんなことを…するはずじゃなかったんだ……A…ごめんな…痛かったよな…」
豹変ぶりに驚きつつ、疑問が浮かぶ
そもそも、なぜ急に父親は接触してきたのか
…さっきの作り笑いが下手な女の人はどこに行ったんだろう
「あら？無様な正くん♡」
語尾に♡がつくような言い方で、四十そこそこの夫を呼ぶとは
この人もいろいろとヤバイ…
ヤバイのはそれだけじゃないけど
「ねぇ、私の言うことなんでも聞くんだよねぇ？」
あぁ、どうしてこうも私の嫌な予感は当たってしまうのか…
ドアの前に立っていた女の持っている凶器は、刃渡り10cm程しかない包丁
切れ味がいいんだろう、窓からの光でギラリとひかる
「親子で死にたいのかしら？…」
「Aに手は出さないでくれ…シレネ」
シレネと呼ばれた女は、今まで浮かべていた薄笑いをやめて
目の前に立った父をにらんだ
「…私よりもその子の方が大事なの？」
「っ」
「まーさくん♡…私のこと好きだよね」
「…あ、あぁ」
脅迫にも聞こえる会話を、聞きながら私は逃げ道を探す
窓がないこの部屋…唯一の方法ドアから…って無理だよ
だって今、絶賛夫婦喧嘩中…？
「はぁ…」
「A…逃げろっ‼」
いつの間にか、父親に押さえつけられているシレネさん
…やっぱり、親は親なのか
そんな呑気なことを考えながら、ドアの前で立ち止まる
「…ありがとう…お父さ…っ‼」
立ち止まらなければ良かったと後悔しても遅い
一瞬、父の力が緩んだ隙をついて私の腕にナイフを刺したシレネさん
本当、油断も隙もない
「早く…逃げろ…A」
父親が名前を呼んだのを、無視してとりあえず走った
どこに向かっているのかわからない
でも、いつの間にかレッスン場まできていた
ラッキーメンバー
深川麻衣
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凛(プロフ) - ごめんなさいっ、なおったと思います… (2017年10月14日 19時) (
レス) id: d2ddf734d0 (このIDを非表示/違反報告)
koharun29(プロフ) - 途中までは名前設定すればその名前でいけたんですけど途中から名前設定しても凛のままになっちゃってて、、、できたら自分の名前で読ませてもらいたいなって思ってるんですができないでしょうか？？（ ; ; ） (2017年10月13日 16時) (レス) id: e4e8607028 (このIDを非表示/違反報告)
凜央奈 - はいっ！続きを楽しみに待ってます！テスト私もです。凛さん、頑張ってください。 (2017年10月6日 0時) (レス) id: fff8549bd9 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - すいませんっ、テスト期間で…できるだけ早く書きます！ (2017年10月5日 13時) (レス) id: 6b62834c1b (このIDを非表示/違反報告)
凜央奈 - 続きがめっちゃ気になります。わがままですが、早く読みたいです！！覗いてた人が誰なのか・・・。 (2017年10月4日 22時) (レス) id: fff8549bd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：goo___＊＊ | 作成日時：2017年9月6日 3時
