乃木坂の本当のキャプテンは…2

ー ページ15

Aside

父親の家から逃げ出した。

ーー遡る事2時間前ーー

A「はぁ⁉」

父「もうアイドルには戻らせない」

A「馬鹿なの⁉アホなの⁉」

…勝手にマネージャーに乃木坂をやめるとメールしたらしい
本当…自己中心的な父親を持つと、迷惑

A「あのねぇ…いい加減にして…私はあんたの言いなりになんかならない」

父「…」

できるだけ、落ち着いて話す
この人にはなに言っても意味ないんだろうけど…

父「黙れ」

A「私は、父親だと思ったことない」

父「…黙れ」

A「恨んでも嫌ってもない…ただ、もう私に関わらないでほしい」

父「黙れ……黙れ！黙れ！黙れ‼」

A「っ…」

十数年前の幻聴が聞こえてくる


『お願いだからっ…Aを離してっ‼』

『お姉ちゃんっ…‼』

母親の叫ぶ声と雫の涙声

まだ、“お父さん”って呼んでた頃

『やめ…て』



あーあ…なんでか、火傷の跡が痛む

父「俺に従え…従えばいいんだ」

あの日と同じ状況だけど、違う事が３つ

１つは母も雫もいない事

２つ目は私は昔ほど弱くないこと

３つ目は…




A「黙るのはあんたでしょ……“鹿賀さん”」




もう“お父さん”には戻らないこと

人物設定…付け足し→←ー

ラッキーメンバー

深川麻衣

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す