L･DK 【横浜流星との胸キュン生活】

＊17話 ページ24

…………ん…………ん……朝？


昔の夢か……ぁ。嫌な夢だなぁ



＜ｺｹｺｯｺ-



『んぅ……朝かぁ……って,え？』



私は,何者かに抱きしめられている。


く、苦しい……！



「ん……？Aちゃん……か。おはよ……」



え、、え、、。


私の顔の,3センチ先にいたのは,彼。


中村倫也…だ。



『ぎゃあああ！！な、な、なん…』



あ…昨日,止まったんだっけ…


泣いてて…倫也に慰めてもらって…


え。身動きが取れません…！？



「ん…A？おはようござい…ます。」



ぬあああ！！な、な、かわええ…()


けっして,浮気ではありません。


"キモイ。しるがる女め”


あ…そうだ。



『あ…横浜君に…LINE…しと…かな…きゃ。』



そうだった。喧嘩…したんだ。


なんで喧嘩なんかしたんだろ。


涙が,また溢れ出そうとする。


やばい…また泣いちゃう。



『ふぇ…ぇ…』



横浜くんが,私を嫌ってる。


折角,仲良くなりかけたのに…



『ふぇぇ…ぇ。やだよ…横浜く()』



その瞬間,私は倫也に抱きしめられた。


暖かくて,涙が溢れてきた。


気を使わせちゃったな…



「今日は、たくさん泣いていいよ…？俺のせいだ
から。」



倫也…ありがとう。でも,私は…




横浜君に,謝りに行く…ことにします。

→ゆたんぽから。→←＊16話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す