二通目 ページ3
axia side
「アックシッアくん！お届け物で〜す！」
うちのマネさんの佐々木さんがすっごいご機嫌で
スキップしながらこっちへ来た。いやなにがあったん？
「どうしたんすか？ずいぶんご機嫌みたいですけど。」
「ふっふっふっーまぁ君もこれを見たら
こうもなるでしょう。」
いつもテンション高いけどいつにも増して高い。
ここまでくるとけっこう気になる。
「それってなんですか？」
「よくぞ聞いてくれました！じゃじゃーん！
君への記念すべき一通目のファンレターで〜す！」
そういっておれのイメージカラーと似たような色の
封筒をわたされる。
「こっ、これ本当におれ宛ですか？」
「おっ！中々に良い反応するねぇ〜ほんとだよ。
君宛のファンレター。宛名かいてあるでしょ。」
にこにこしながらそう言われて慌てて裏返すと
可愛らしい丸文字でアクシアさんへと書かれていた。
それはおれにファンがいる事を証明してるみたいで
思わずぎゅっとにぎった。
「良い反応するね〜！でもそうなるのはよくわかるよ。」
「？」
「だってこの人他の人と比べてもかなり手凝ってるもん。
封筒と便箋にジップロックしてまた茶封筒に入れて送ってきたし昨日初配信したばっかなのに届いてるからたぶん昨日投函したんだよ。」
そう言われてまた確認すると確かに昨日は雨だったのに
全く濡れていない。
「今日はもう打ち合わせないし早く帰って
ゆっくり読みな。それじゃおつかれ〜」
「ありがとうございました！お疲れ様です。」
出て行く佐々木さんに向かってお辞儀した。
バタンという音がしてドアがしまるとおれは
急いで帰る準備をした。
もちろん手紙はファイルにいれて折れないようにした。
小走りで本社を出るとタクシーを捕まえて
うちまで送ってもらった。
まだ汗ばむくらい蒸し暑いけどそれを
上回る楽しみがおれにはあった。
「なんて書いてくれたんかなぁ。」
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春日屋葵衣ｰkiikasugaiｰ(プロフ) - 検索避けできていなかったので一つ目のコメントは消させていただきました。ごめんなさい。 (2022年12月15日 22時) (
レス) id: b56938aac1 (このIDを非表示/違反報告)
春日屋葵衣ｰkiikasugaiｰ(プロフ) - なつさんありがとうございます！これからもがんばります。 (2022年12月15日 16時) (レス) id: b56938aac1 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - 長くなりましたが、何を言いたいのかと言うと続きを楽しみに愛読させて頂きます！頑張ってください！書き込めず2コメになってしまいすみません！ (2022年12月15日 1時) (レス) id: 5cc64ac1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春日屋葵衣ｰkiikasugaiｰ | 作成日時：2022年12月8日 23時
