Story４１ ページ41
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平野「突き放せよ、バカかお前」
「…このままがいいからこうしてるだけ。」
平野の腕に包まれて、私には廉くんがいるのに最低にも離れたくないと思ってしまった。
もう自分に嘘は付いてられない、
だけど廉くんの傍にも居たい、そんな欲張りなことを思ってしまう。
平野「答えろよさっきの質問。」
「…無理だよ、選べない」
平野「普通永瀬って言うやん、付き合ってんじゃんお前ら。」
「…」
平野「俺ただのバイト仲間やん。」
" ただのバイト仲間 " 。
平野はこの期に及んで私との関係をただのバイト仲間って言葉で片付けちゃうのかな。
私は無理だよ、もう平野の事ただのバイト仲間だなんて思えない。
「…今答えるとしたら、平野って言う。」
平野「…は？」
「廉くんじゃなくて、平野って言う。」
平野「まじでバカかよお前。」
本当にバカなのかもしれない。
当たり前かのように重なった唇、拒むつもりは無い。
私は廉くんを裏切ってしまった。
私の上唇を噛み付くように激しいキスをするから、私の頭は平野のことでいっぱいだった。
何も考えられない、このまま私の唇食べられちゃえばいいのに。
「んっ、はぁ…」
息をする時間すら与えてくれない。
しがみつく様に、縋るみたいに平野の背中へと腕を回した私はもっとと求めるように自ら唇を重ねていく。
止まらない、止められない…
一度この唇を知ってしまえば、もう戻れないと分かっていながら。
平野「…お前ん家、あげて」
分かってる、分かってる、けど
こくりと頷いた私は、今はちゃんと自分の本心と向き合ってると思う。
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あず(プロフ) - はじめまして！名前がタイトルにあるから平野くんオチなのは分かってますが廉くんに報われてほしい、、切ない(TT)これからも楽しみにしてます！ (2019年8月27日 1時) (
レス) id: fe82437d4e (このIDを非表示/違反報告)
しょおだいすきマン - リアル希望です！楽しみにしてます！ (2019年8月15日 17時) (レス) id: a103310f45 (このIDを非表示/違反報告)
あこちゃん。(プロフ) - リアル希望です^_^ (2019年8月14日 8時) (レス) id: 3881df7b1c (このIDを非表示/違反報告)
Fujisaku888(プロフ) - リアルに一票！とっっても楽しみにしています！ (2019年8月10日 13時) (レス) id: d78f9adad7 (このIDを非表示/違反報告)
シー(プロフ) - リアルの方がドロドロ感増して面白くなりそうだと思います！！紫耀くんとくっついてほしいな…更新頑張ってください！！ (2019年8月10日 13時) (レス) id: 88c3d5de1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍沢 | 作成日時：2019年5月17日 18時
