Story３７ S ページ37
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「5分後！」
そう言ってバタンと閉められた更衣室のドアにも慣れてきた。慣れすぎて俺の体内時計は5分までならいける気がするんだよな。
平野「なー、おせえ。」
「…ちょっと待って、」
明らかに5分以上待たされてんだけど俺って思いながら仕方なく待ってみるけど、どう考えても10分以上経ってね？
平野「なー、まだ？まじでおせえ！」
「待って、！」
短気な俺は勿論ムカついて、多少は着替えてんだろって思いながらドアを勢い良く開けた。
「わっ！！」
平野「あ。」
そこには上半身だけ下着姿のAがいて、明らかにやっちまったって顔をした俺と、恐らく思考が停止して目を見開いて固まってるA。
静かにドアを再び閉めてから何事も無かったかのようにAにドア越しで声を掛けた。
平野「…なんで着替えてねえの、」
「…湿布、貼ってて」
平野「は？」
「腰痛めてて」
平野「…ふーん、あっそ」
聞いて損したって思った。
だって昨日の今日だろ？それで腰を何で痛めたとか簡単に予想できんだろ。
「もういいよ」
Aからの合図で再びドアを開けるけどさすがに俺も何も気にしてねえフリ出来ねえな。
ほんとに痛いんだろうな、バイト中ずっと立ちっぱだったから悪化したんだろ。
ぐったりと椅子に座り込むAの隣で服を素早く着替えていく。うっすらと聞こえてくるAの携帯のバイブ音、聞こえてないフリすらも出来ねえし誰からの着信を知らせてるのなんて一目瞭然。
平野「さっきから鳴ってんぞ」
「……いーの、」
平野「…永瀬だろ、出ろよ」
いや出んなよ。
俺はいっつも真逆のことしか言えねえの。
「うるさいな、いーの！」
平野「……」
「……」
永瀬となんかあったん？なんて怖くて聞けねえけど。俺にとって好都合でありますようにって念じて、俺は今日はまだお前と一緒に居たいらしい。
平野「なあ、腹減った。お前暇だろ、付き合え。」
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あず(プロフ) - はじめまして！名前がタイトルにあるから平野くんオチなのは分かってますが廉くんに報われてほしい、、切ない(TT)これからも楽しみにしてます！ (2019年8月27日 1時) (
レス) id: fe82437d4e (このIDを非表示/違反報告)
しょおだいすきマン - リアル希望です！楽しみにしてます！ (2019年8月15日 17時) (レス) id: a103310f45 (このIDを非表示/違反報告)
あこちゃん。(プロフ) - リアル希望です^_^ (2019年8月14日 8時) (レス) id: 3881df7b1c (このIDを非表示/違反報告)
Fujisaku888(プロフ) - リアルに一票！とっっても楽しみにしています！ (2019年8月10日 13時) (レス) id: d78f9adad7 (このIDを非表示/違反報告)
シー(プロフ) - リアルの方がドロドロ感増して面白くなりそうだと思います！！紫耀くんとくっついてほしいな…更新頑張ってください！！ (2019年8月10日 13時) (レス) id: 88c3d5de1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍沢 | 作成日時：2019年5月17日 18時
