Story３３ ページ33
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真夏の深夜のベランダは少し涼しくて薄着で丁度いいくらい。
あの後廉くんと二人して倒れ込むようにベッドへ行けばそのまま二度目の快楽を味わってしまった。
「明日しんどいなあ、」
身体の怠さに明日のバイトのことを考えると一気に気分が落ちた。
廉くんは行為後そのまま眠ってしまって、最近大学のレポートに追われて睡眠不足が続いていたせいか爆睡してる。
そんな中、なかなか寝付けなかった私はこっそりとベッドから抜け出してキッチンに落ちっぱなしだったスマホを片手にベランダへと出た。
深夜3時。
出るはずがないと分かっていながらも少しどこか期待してしまう、スマホの画面は " 平野紫耀 " という文字の羅列を表示していた。
やっぱりこのままだなんて明日合わす顔がない。
私は一か八かで電話を掛ければ鳴り続けるコール音。
「… 、」
数十秒待ってみるも考えてみればもうとっくに寝てるよなって思って諦めかけたその時、電話が繋がって通話時間の秒数カウントが始まった。
平野「…どーした」
「え、起きてたの？」
平野「まあな。で、なんだよ」
「あの、さ…」
いざ話してみると何を言えばいいのか分からなくなる。しばらくの沈黙に息を飲めば鈴虫の鳴き声がうるさく聞こえてくる。
先に口を開いたのは平野だった。
平野「ごめんな。冗談にも程があったわ。」
「…私も」
平野「気にしなくていいから」
「最初っから気にしてないけどね」
平野「は？ちょっとは気にしろよ」
気にしない訳ないじゃん。本気にしない訳ないじゃん。今更冗談だなんて言われたってこれから変に平野のことを意識してしまうには変わりない。
平野「明日は来いよ」
「うん。二回目だけどそれ聞くの。」
平野「うるせーよ、念押しだろ。お前またサボるから」
「はいはい、分かりましたよー」
平野「深夜でも変わらぬウザさだなお前」
「は？お前に言われたくない」
なんだ、ちゃんと喋れてるじゃん。
ちゃんとバイト仲間やれてる。
やっぱりそれ以下にもそれ以上にもなれないよ、私と平野は。
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あず(プロフ) - はじめまして！名前がタイトルにあるから平野くんオチなのは分かってますが廉くんに報われてほしい、、切ない(TT)これからも楽しみにしてます！ (2019年8月27日 1時) (
レス) id: fe82437d4e (このIDを非表示/違反報告)
しょおだいすきマン - リアル希望です！楽しみにしてます！ (2019年8月15日 17時) (レス) id: a103310f45 (このIDを非表示/違反報告)
あこちゃん。(プロフ) - リアル希望です^_^ (2019年8月14日 8時) (レス) id: 3881df7b1c (このIDを非表示/違反報告)
Fujisaku888(プロフ) - リアルに一票！とっっても楽しみにしています！ (2019年8月10日 13時) (レス) id: d78f9adad7 (このIDを非表示/違反報告)
シー(プロフ) - リアルの方がドロドロ感増して面白くなりそうだと思います！！紫耀くんとくっついてほしいな…更新頑張ってください！！ (2019年8月10日 13時) (レス) id: 88c3d5de1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍沢 | 作成日時：2019年5月17日 18時
