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ラウールside
分からない、ただモヤモヤした嫌な感覚が
胸の真ん中に滞ったまんま。
ベッドに顔を埋めるだけの俺の背中を
傍に座っためめが優しくさすってくれた時に
やっと、…あぁ、これだ、って。
.
この部屋から出ちゃったら、
もう " 二人きり " じゃなくなっちゃう。
二人で一緒に買い物してても、
それは二人だけの空間じゃないから、とか
そんなの、また重いって思われるだけなのに。
目「ラウ、」
めめと二人きりで部屋に居れる時間が
終わっちゃうのが嫌なだけなんて、
そんなの理由になってない、
ちがう、なんか、やだ、
目「なぁ…」
言葉に出来ない自分へのもどかしさに、
白いシーツを掴む右手が小刻みに震える。
「──ぇ」
刹那、めめにぎゅっと抱き締められて、
その唇がそっと俺の首元に、触れた。
.
息が止まる。
分かんない、なんで、今、
目「泣くなよ」
耳元で聞こえる困りきったような声に、
一瞬で頭の中がめめでいっぱいになって
戸惑う思いに急かされて顔を上げたら、
その綺麗な瞳が真っ直ぐに俺を見据えていた。
.
目「…泣いてねぇし」
「めめ…今、何したの?」
めめは何も答えない。
ただ、どこかしてやられたって顔で
ははっ、と乾いた声で笑うだけ。
え、だって今、
めめが、俺に──
目「…ほら、起きるぞ」
まだ時が止まってる俺は置いてけぼりに、
めめがバシッと俺を叩いて立ち上がる。
「…ぁあ、」
もしかして、めめは俺が泣いてると思って
…それで、慰めようとしてくれたの?
.
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Jasper(プロフ) - chirolさん» chirol様、勿体ないぐらいの素敵なお言葉、本当にありがとうございます(泣)私の拙い文章を愛して下さる方が1人でもいてくださるだけで、本当に心が救われます…。また気まぐれに新しいお話を書いた際にはぜひ、気軽に遊びに来て頂けたら嬉しいですm(´・ ・`)m (2021年9月15日 0時) (レス) id: db6e7a06b3 (このIDを非表示/違反報告)
chirol(プロフ) - Jasperさんのmmruを愛してやまない者です。前回から旅行編を楽しみにしており、素敵な癒しの時間でした。幸せホルモンが爆発するのはこういう事ですね。ありがとうございます!季節はち変わりましたが、またJasperさんのmmru作品にお会い出来るのを楽しみにしてます! (2021年9月14日 13時) (レス) id: bc801c9a01 (このIDを非表示/違反報告)
Jasper(プロフ) - ゑさん» 大丈夫ですよ〜!(笑)引き続きお楽しみ頂ければ嬉しいです(^^♪ (2021年8月13日 1時) (レス) id: db6e7a06b3 (このIDを非表示/違反報告)
ゑ(プロフ) - Jasperさん» いえいえ!!そんな罪悪感なんて感じないでください笑 すごく幸せで快眠でした…幸 (2021年8月13日 0時) (レス) id: 7b222a0e4e (このIDを非表示/違反報告)
Jasper(プロフ) - ゑさん» なんと!(笑)なんか、申し訳ないです…(謎の罪悪感)でも、それだけご愛読して頂けてるなんて凄く嬉しいです!ありがとうございます(>_<) (2021年8月12日 16時) (レス) id: 61c405a2cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Jasper | 作成日時:2021年8月2日 0時