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大貴side
手を繋いで海辺を後にする二人を
わざわざマナーモードにして撮る裕翔。
大「隠し撮りとか趣味が悪いぞ、裕翔」
裕「俺そろそろ二人のフォルダ作ろっかな」
大「やめとけ、俺が悲しくなるから」
裕「俺でいいなら大ちゃんの相手するよ?」
冗談なのか本気なのか、
まぁカメラ覗いてニヤけてる辺り
たぶん冗談ということだろうけど。
裕「やっぱり伊野ちゃんがいいか。」
勘のいい裕翔が悟ってる通り、
俺は高木に少しだけ嫉妬しているけど
やっぱりなぜか高木を嫌いにはなれなくて。
大「いいよ、別に誰でも」
裕「あー、大ちゃん知念も好きだもんね。
知念が身体触られまくるから
そろそろやめて欲しいって言ってたよ笑」
大「そうじゃないし、」
裕「じゃあ…ヤマ?いじられてるけど」
ほんとは分かってるくせに、
わざとあれやこれやと言葉を並べて
スラッと伸びた長い手足と綺麗な顔が
こういう時は余計に腹が立つ。
大「俺はいいの、今のままで。
さ、俺らも戻るぞ」
高木は自分が大好きな海の絵だって、
砂の絵をプレゼントしてくれるような男だ。
嫌いになろうなんて思えないぐらい
あいつは憎めない、愛すべきバカだから。
裕「はーい、」
今はこのまま、高木の純粋な思いを
応援してやりたいんだ、俺は。
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作者名:Jasper | 作成日時:2019年3月15日 13時