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大橋「みっちー、待って！」
みんなが帰っていく中、俺も帰ろうとしたら大橋くんに呼び止められる。
大橋「ペンケース無くしたんよ！！一緒に探してもらえへんかなーって思って」
いや、どうやったらあんな大きいペンケース無くすねん。
やっぱり流石やな大橋くん。
「ええですよ！一緒に探しましょ！」
．
．
大橋「なあ、みっちーって俺のこと迷惑やと思うことある？」
ペンケースを棚から探すためにしゃがんだとき、大橋くんに問いかけられる。
「え、なんですか急に！そんなん思うわけないやないですか！」
大橋「ほんまにー？？今も実は早よ帰りたいなーとか思ったりしてへん？」
「早よ帰りたいなとは思いますけど迷惑ではないですよ！」
大橋「ちょ、そこ否定して？」
２人で向かい合って笑い合う。
大橋「そっか、よかったわー」
「ほんまどうしたんですかいきなり」
大橋「んー、ちょっと色々あったんよ」
「そうですか、」
大橋「じゃあみっちーは、自分がみんなに迷惑かけてるーって思っちゃうときある？」
「え、何、責められるんですか俺」
「いやなんでよ！ちゃうて」
「迷惑か、」
大橋「ちっちゃいことでもいいねんで？食べるの遅すぎてみんな待たして迷惑かけたーとか」
「んん、小さいことやなくてもしょっちゅうありますよ。今自分迷惑かけてるなーって」
大橋くんの顔が少し真剣になる。
俺も変にかしこまって、探す手を止めた。
大橋「そりゃあるよなみっちーも。誰でもあるもんな」
「大橋くん？…どうしたんですか？」
大橋「みっちー、みんなも思ってんねんで。同じこと。
だからこそ、無理して頑張っちゃう時もあるんやからね」
大橋くんは笑ってる。貼り付けなんかじゃない、本物の笑顔。
でもそれ以上に、何かを俺にわかってほしそうな、
いつもとは違った大橋くんの空気感が伝わってきた。
大橋「…あ！ごめんみっちー！
リュックの中にあったわペンケース」
違う、大橋くんは本当はペンケースを探してたわけやなくて。
大橋くんは全部全部気付いてて、
俺に、わかってほしかったんや。
「恭平となんかあったん」って直接聞いてこない大橋くんの優しさに胸がいっぱいになる。
「ありがとう、ございます」
大橋「何が！こちらこそな！」
ほんま、この人からは色んなことを教わってる。
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葵波(プロフ) - はなさん» リクエストありがとうございます、書いてます。嬉しいです、！ありがとうございます…！ (2021年12月19日 18時) (
レス) id: c5833c9a8b (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - リクエストお願いしたいです。恭平くんが長引く風邪をひいてしまって大橋くんが何日かつきっきりで看病してくれるお話が読みたいです。いつも読ませてもらっています。これからも頑張ってください。 (2021年12月19日 18時) (レス) id: 78f3176144 (このIDを非表示/違反報告)
葵波(プロフ) - りりさん» リクエストありがとうございます！移行した後になると思いますが…書いてみます。 (2021年12月17日 6時) (レス) id: c5833c9a8b (このIDを非表示/違反報告)
りり - 初めまして！リクエストいいですか？恭平くんがストーカーにあってしまって、精神的にも体調的にもボロボロの時に流星くんが気づいてストーカーを追い払う話が見たいです。 (2021年12月16日 22時) (レス) id: d5a275c931 (このIDを非表示/違反報告)
葵波(プロフ) - 名無し81932号さん» はじめまして、ありがとうございます！書いてみます〜、 (2021年12月13日 18時) (レス) id: c5833c9a8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵波 | 作成日時：2021年11月13日 14時
