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ーAsideー
あー、お腹空いた。
ここ最近依頼が殺到し、ろくにご飯も食べずにいた。
お腹がずっと鳴っている。
依頼を着々とこなし昨日全ての仕事が終わって一段落ついた。そのため、普段は杯戸町の喫茶店【ド・フルール】に入り浸っているのだが、気分転換に米花町まで来ていたのだった。
米花町は仕事の時以外あまり訪れたことがない。
…まずい。ここどこだ。運の悪いことにスマホを家に置いてきてしまった。いつもは鞄に入れているのに、うっかりしていた。
今どの辺なんだろう。
しばらく歩いていると、米花公園にたどり着いた。
少し疲れたしここで休もう。
まだお昼過ぎだからか、公園には人ひとりいない。
公園の端に時計台があり、その隣にベンチが1つ置いてある。
私はベンチに向かって歩き出し、寝転んだ。
真っ青な空を天井にしながら、ウトウトし始めた。
空腹状態にも関わらず、睡魔に負けてしまい私は眠りの世界へと落ちていった。
30分くらい経った頃、頭にかなりの衝撃を受けた。
「お姉さーん!大丈夫ですかー!?」
私はその衝撃で目が覚めた。
どうやら子供たちが蹴ったサッカーボールが見事私の頭に直撃したらしい。
ナイスボール。←
「お姉さん、大丈夫ー?」
と眼鏡をかけた少年が駆けてくる。
それに続き少年の友達が走って寄ってきた。
「うん。大丈夫だよ。ナイスシュートだったね笑」
そう言うと少年は苦笑いをし、ごめんなさいと謝った。
「気にしなくていいよ。」
「お姉さん、名前は?」
「高見Aっていうの。よろしくね?」
そう挨拶すると、眼鏡の少年から各々自己紹介を始めた。
眼鏡の少年が、江戸川コナン君。カチューシャをした女の子が歩美ちゃん。少しぽっちゃりした男の子が元太君。
賢そうな細身の男の子が光彦君。クールでミステリアスな子が灰原哀ちゃんというらしい。
皆礼儀正しい子だなぁ。
ただ、コナン君だけは私の事を警戒しているのか険しい目でこっちを見てくる。
「ねぇ、お姉さんさぁ…」
と何か言いかけた時、私のお腹が盛大に鳴った。
…恥ずかしい。
公園で寝てから色々あったから忘れてた。
「姉ちゃん、腹減ってるのかー?」
「お姉さん!お腹空いてるならポアロいかない?一緒に行こうよ!いいよね!コナン君。」
「あ、あぁ。」
ポアロ?
疑問に思ったが、どうやら喫茶店らしい。
私は子供たちに連れられ、喫茶店ポアロへと足を運ぶことになった…。
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悠紀(プロフ) - チンアナゴさん» ありがとうございます!完璧に誤字ってますね笑訂正しておきます!ご指摘ありがとうございます! (2022年6月12日 22時) (レス) id: c3057ea9b3 (このIDを非表示/違反報告)
チンアナゴ(プロフ) - 初コメ失礼します。私のMy Angelは私私になりませんかね?ネタだったらすみません。 (2022年5月31日 19時) (レス) id: 3f852e6f0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:悠紀 | 作者ホームページ:http://yuan
作成日時:2022年5月27日 16時