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ゆっくり、目を開くと歪んでいて
だんだん焦点が合うと、白い天井が広がる。
平野くんを見ると、安心したように溜息をついて、一瞬で表情が変わる。
鋭く、私を睨む。
この迫力。優しさを知っていても怖い。
『……怒ってる？』
「怒ってる。」
『ごめんなさい…。』
「もう、絶対あんな事せんといて。」
『…うん、わかった。』
スッと平野くんの手が伸びてきて
私の頬に触れる。
「傷…付けた…。」
平野くんが触れたところが、ヒリヒリ痛んで顔を歪める。
『平野くんが無事ならいいよ。』
「はぁ…ほんまに…。」
呆れたように溜息をつく。
『だから、そんなに悲しい顔しないでよ。』
私が見たいのは、平野くんが誰にでも見せるよな、悲しくて暗い顔じゃない。
私だけが見れる、笑顔なの。
…平野くんの、特別になりたい。
「…お前こそ、そんな顔すんな…。」
そう発した、平野くんの目は色っぽくて
手は頬に添えられたまま、重なる唇。
頭はフリーズ状態。
体温が上がるのがわかる。
唇が離れると、私を抱きしめる。
「…ごめん。」
そう耳元で呟いた。
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ゆー - すっごく好きな作品になりました！平野くんのッ気持ちの変化・・・。もう、読んでてヤバかったです！応援してます (2016年9月18日 10時) (
レス) id: edb5d47378 (このIDを非表示/違反報告)
Azel.(プロフ) - いつもは完結しているのしか読まないんですけどこの作品はお気に入り追加までするものでした！よかったです！ (2016年9月4日 14時) (レス) id: 8e03d55244 (このIDを非表示/違反報告)
まう - 完結、おめでとうございます！とても面白かったです！ (2016年9月4日 12時) (レス) id: d55f7df522 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - 完結おめでとうございます！面白かったです。 (2016年9月3日 22時) (レス) id: 7ebf97f1ef (このIDを非表示/違反報告)
麗蘭 - 平野イケメンですね（ ; ; ）更新頑張ってください！ (2016年9月1日 21時) (レス) id: 64f852e4d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひらのてぃ。
| 作成日時：2016年8月21日 0時
