酔いｶﾚ。短編集

yuta.J ページ10

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「この資料、まとめといて。」



『わかりました。』



こう見えても、私達、付き合っています。





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でも、この会社は社内恋愛禁止で
秘密の恋ってやつ？





同じ部署の神宮寺勇太先輩
仕事もできて、ルックスも良いから
女子社員からも、絶大人気。




だから、今日もほら




「神宮寺先輩！ランチ一緒に行きませんか？！」



キャピキャピした、新入社員の女の子から綺麗めなお姉さんまで、ランチを誘いに来る。





「俺、弁当あるんだ。ごめんね？」




あーあ、そんな毎日、無駄に笑顔振りまくから
女子が落ちちゃうんだよ。




私もだけどさ？



勇太が持ってるのは、私が作ったお弁当。




だから、少し優越感。



「あの、先輩。ここの修正の仕方がわからないんですけど…」



私によく頼ってくれる�盒兇�ん。



『これ、ついでだから私やるね？』



そう言えば、お礼に。ってアイスコーヒーもらって、テンション上がる。


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ランチタイムが終わって、それぞれがまた仕事につく。





「ちょっといい？」



勇太に呼ばれる。

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