［ヒロアカ］風と爆発2［爆豪勝己］ (ページ6)

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ヒーロー基礎学6 ページ6

「それ、どういうことだ?」
「お前も考えるタイプには見えねぇけど以外と繊細だな。」
褒めてるのか貶してるのか分かんない…嫌まて…考えるタイプには見えないって…遠回しにバカにされた?！
「個性を使っての軌道変更…そして即座に個性発動。お前も似たようなことやってただろ?」
うっ…まぁ…そうなんだけど…自覚はあるよ…私と爆豪君の動きはなんとなく…似てる…ってのは。
けど今爆豪君は…冷静とは言えない…つまりそう言うこと…。
あと…緑谷君…何で個性使ってないの?
逃げてるだけじゃ…勝てないよ?
「リンチだよ!これ…。」
芦戸といったはず…まだクラスメイト覚えきれてないの!!
うん…リンチ…そうだね……けどさ…爆豪君が怒ってる理由も分からなくはないし…何を迷ってるのか知らんけど…個性を使おうとしない緑谷君だって…
こう言うのをどっちもどっちと言う。

「ヒーロー組……wiiiiiiiiiiin!!!!」
真っ正面での殴りあい…その瞬間緑谷君は個性を使った。
個性把握テスト同様量腕は赤黒く腫れているように見える。
そんな状況に言うのもあれなんですけど…屋内だって言ってるよね?壊しすぎだよ…
「オールマイト先生…緑谷君の搬送+爆豪君…多分精神的にヤバイかと」
オールマイトは無言で頷き二人の元へと向かっていった
モニター越しに映る爆豪君の顔…混乱…とか何かヤバそう。
「Aちゃん、爆豪ちゃんの事よく見てるのね？」
梅雨ちゃんいつの間に……違う…そうじゃない…見てる訳じゃない…ただ…今の爆豪君と昔の私が似てて…ただそんだけ。

「まぁつっても…今戦のベストは飯田少年だけどな」
「なっ……!」
一つ聞かせてください…どうして隣に爆豪君がいるのかな?
別に良いんだけど…暴言一つ言ってこない爆豪君…虚ろな目…。
見てる此方が辛いよ…こんな気持ちで見てたんだね…お母様……。
百が容赦なく爆豪君や緑谷君の事を指摘してる間も爆豪君は下を向いたまま一言もしゃべらなかった。
その姿に無性に腹がたった。
それは昔の私に似てるからなのか…分かんないけど…
一向に前を向かない彼に…爆豪君に…腹がたった。
「まぁ正解だよ!」
好評が終わり皆は気遣ってなのか爆豪君の元に来る人はいなかった。
「Aさん…?」
「Aちゃんどうしたの?」
百と梅雨ちゃんが心配そうな顔をして私に近寄ってきた。
「いくよ?次…始まる。」
返答がない…。
あぁ…めんどくさい!!
私は無理やり爆破男の腕を引っ張りモニターの目の前まで連れてきた。