［ヒロアカ］風と爆発2［爆豪勝己］ (ページ5)

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ヒーロー基礎学5 ページ5

「なぁ風刃はどっちが勝つと思う?」
まだ始まって数分だと言うのに勝敗が分かるわけ無いだろと内心思ってしまった自分がいる。
「んーさぁ?どっち………ね…………………。」
普通に考えるとお茶子ちゃん、緑谷君があの二人に勝てるとは思えないけど…爆豪君の性格上飯田君と協力して行動…絶対しないと思う。
間違えなく単独行動に出るはず。
そこの点を考えると…どっち………ね……。
ほら…単独で動き出した。モニター越しに映る爆豪君は少し…いやかなり機嫌を損ねてるように見える。
緑谷君…頑張れ…取り敢えず一発ぶちかませ!
そう心の中で応援した。

「おっ!爆豪がいった!」
よく避けれたね…幼なじみ故なのかな?咄嗟の判断…いや予想してたのかも…爆豪君と付き合いが長い緑谷君なら爆豪君の行動パターンも予想できるはず…だから、次にとる行動も幾つか予想できるはず
ほら、迷わず突っ込んだ。その間合いなら体格の差はかなりあるけど投げ飛ばせるはず…私は無理。
体格違い過ぎてその間合いだと無理…もうちょい攻撃引き付けないと絶対無理!仮に投げ飛ばせたとして
多分腰とか膝とかその辺がボキッと…間違えない。
病院送りだよ、うん。
「スゴいな…緑谷」
問題は…このあとだよね…お茶子ちゃんは核の方に向かったけどそっちには飯田君がいる。
目の前にはかなり苛立ってる爆豪君…状況で言えば最悪とも言える。
いくら行動パターンがよめても…限界があるし…
「たまった…」
出会って数日ではあるが今まで聞いたことがない声が聞こえた。今までよりずっと…低い…声…
「ストップだ!爆豪少年!殺す気か!!!」
「当たんなきゃ死なねぇよ!！！！！！！！」
先程とは威力が違う爆発、その威力はこのモニター室にまで振動が伝わってくるレベル…間違えない…最大…あんなの直で受けたら…確かに死ねる。
と言うか……屋内ですけどバカなのか!!!!!
「少年!!緑谷少年!!」
オールマイトも焦る程の威力…作りはこれとほぼ一緒ってことは…私にもあれくらいの威力が出せるってこと?
皮肉ではあるけども爆豪君……やっぱり…強い…けど…ヒーローとは思えない…な。
「ヒーローの所業にあらず…」
…烏丸…ぇ…じゃなくて…でも…烏丸だよね…君…
「個性の使い方…お前に似てるな。」
「はっ…………?」
突然何を言ってるのかな轟君…てかいつから隣にいた!？