手が触れたら「いいよ」の合図【桃色】 (ページ38)

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渡「Aと出会ったのは、、、小3の夏だった

　薄暗い部屋の中にいつも２人

　たまに呼ばれて男に暴力を振るわれる

　、、、俺の親と、Aの親は大量に借金作ってて、親が働かないから子供が代わりに働いてた

　体を売って、殴られたり蹴られたり、そんなことが毎日

　Aが中学生の時、殴られても、蹴られても、何も反応しなくなった

　まぁ、体が慣れたって言うか、、、俺もだったけど

　その時からAは、男に抱かれるようになったんだ

　Aは何も抵抗してなかった

　だけど、部屋に戻って２人になるといつも泣ていた

　俺はAを抱きしめることしかできなかった、、、

　俺はその時もうジャニーズ入ってて、傷がつくのが嫌だったから

　俺も抱かれるようにした

　A、行為中さ、声我慢するだろ」

佐「うん、、、」

渡「それも、男に教えられたこと、声出してくれたら結構信用されてる」

でもAさん、恥ずかしいって言ってた、、、

まさか、俺にばれないために嘘ついてたのか？

渡「Aは嫌なことがあると、体に傷をつけて心の痛みを忘れようとするんだ

　リスカとか、えぐかったし、、、

　俺のほうが先に親の借金返済できたんだよ

　だから、俺のほうが先に出て、後からAも出てきたんだけど、、、」

そこまで言って翔太は泣いた

渡「Aの親、多分また借金作ったんだと思う

　だから、あいつらが来た」

佐「っ！」

渡「きっと、もう会えないって言ったのも、、、」

まさか、、、Aさんは、殺される？

渡「まだわからないけど、、、」

涙が止まらない、もう、Aさんとは会えない？

休憩なんてとっくに終わって、みんな待っているのに、止めようと思っても涙は止まらなかった