#219 黄 ページ7
日高side
日高『ごめんな、急に来て。』
末吉『そんなん気にしなくていーんだよ。
お前……大丈夫か。』
日高『大丈夫だから。んじゃな。』
末吉『……おう。』
俺は、秀太の家を出て、迎えを呼ぶ気にもなれずふらふらと家に向かって歩いた。
頭の中にあの推測が浮かび上がってきた時、
同時に辻褄が合う感覚があった。
そんな自分を嫌悪しながらほかの案を考えたが
結局はあの答えしか出てこなかった。
信じたくない。
でもあれが答えだ。
きっとAの両親は知っている。
だがAを傷つけるのを恐れて話していないのだろう。
どうしようもない自分に無性に腹が立ってただただ唇を噛んだ。
その時。
俺の横に車が止まった。
うちにある高級感のある車ではなく
ただの普通車。
だがその車に見覚えがあった。
日高『……親父。』
運転席には親父がいた。
この車は最近全く見かけないから捨てたのかと思っていた親父の愛車だった。
俺が助手席に乗り込むと親父は車をゆっくり走らせ始めた。
日高父『きっとお前のことだから末吉くんの家に言ったんだろうという予測は当たったな。』
日高『急にどうしたの。』
日高父『お前が今日1日宮内コーポレーションを調べあげていたことを使用人たちから聞いた。
きっとお前のことだから答えにたどり着いたのだろ？
お前は合っている。
悲しいことだがそれが正解だ。』
日高『……。』
日高父『宮内コーポレーションが迷走してることは少し前から噂になっていたんだ。
A財閥の娘さんを使うことが
宮内コーポレーションにとって一番の打開策だったんだ。』
日高『親父、何が言いたいんだよ。』
日高父『お前にはどうすることも出来ない。
諦めろ。』
冷たい言葉だったが理解出来た。
これ以上俺が首を突っ込むと日高家もどうなることかわからない。
その上で親父は言っていた。
日高『わかってる。もうやめるから。』
これだから俺はこの世界が嫌いなんだ。
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annri(プロフ) - あおいさん» 無事に読むことが出来ました！！何度もコメントすみませんでした。親切にありがとうございました！更新頑張ってください！応援してます！ (2018年2月26日 23時) (
レス) id: f77c4f6d0b (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - マロンさん» 4ケタです。足し算をするだけです。 (2018年2月26日 18時) (レス) id: eae98b2065 (このIDを非表示/違反報告)
マロン - みたいのにわからなくてショックです。こたえ教えてください (2018年2月26日 17時) (レス) id: 452fc965d0 (このIDを非表示/違反報告)
マロン - ８桁ですか？二つ合わせても解除されません (2018年2月26日 17時) (レス) id: 452fc965d0 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - annriさん» いえいえ大丈夫ですよ(^^)すえよし(3844)＋みつひろ(3216)です(^^)/ (2018年2月26日 11時) (レス) id: eae98b2065 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおい | 作成日時：2018年1月21日 9時
