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登校して教室につくと、瀬見くんはもう座っていた。
｢おはよう！中野さん！｣
『瀬見くん！おはよう〜』
授業らしい授業はなく、
仲良くなった女の子とお弁当を食べて、気づけば放課後になった。
部活を見て回ろうと、まずはグラウンドに出た。
陸上部、サッカー部、アメフト部、ラクロス部
さすが私立高校って感じだ。
次は、体育館に入った。
見上げるとギャラリーには沢山人がいて、
男子バレー部が練習中みたいだ。
少し歩いて、私以外に見てる人がいないことに気づく。
あれ、もしかして入っちゃいけなかった……？？
やばい、
｢おい、お前！見学するなら上あがれや！邪魔だろうが！！｣
『す、すみません！！！』
おじいちゃんくらいの人に怒鳴られた。すごい形相だ。
｢中野じゃないか。｣
｢あ？若利の知り合いか？｣
わ、おじいちゃんと牛島くんがなにか話してる…
｢はい。中野は優秀な選手でした。｣
わざわざ過去形にしなくても。ちょっとむかつく
｢おい、お前ちょっと練習みていけ。｣
そう言われてわけも分からずコートの横に立った。
あとから知ったけど、さっきのおじいちゃんは鷲匠先生というらしい。
｢あの鍛治くんが声をかけるとはネ！
若利くん知り合い？｣
｢天童、練習に集中しろ。｣
｢もう、若利くんは真面目だなあ！！｣
コート内もギャラリーも、少しザワザワしていた。
急展開についていけてないのは私も一緒なのに。
でも、やっぱり男子のスパイクは女子とは迫力が比べ物にならない。
それがたとえ高校1年生であっても。
すごく楽しい。私もしたい！
｢若利！｣
ドッ
｢｢ナイスキー！｣｣
牛島くん、すごいパワーだ。フォームも綺麗。
｢お前、どう思う？｣
『わ、鷲匠先生！えっと、、』
思ったことを素直に言った。こんな選手たちにダメ出しするのはどうかと思ったけど、私はもっと守備を固めたいと思った。力でねじ伏せようとしているのを感じたからだ。
｢うん、申し分ない観察力だ。
お前、うちのマネージャーになれ｣
『えっ？マネージャー…？』
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ピンス(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしてます！！ (3月26日 9時) (
レス) @page21 id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)
ふみ - わぁ〜！！超イイ話です👍 高評価とコメントさせていただきま〜す (3月11日 23時) (レス) id: 567d5d614d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みあ | 作成日時：2024年2月22日 0時
