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Aside
｢中野A、久しぶりだ。｣
牛島くんが表情を変えずに言った。
『ひ、久しぶり…』
初対面で強く当たってしまったという苦い記憶だけが蘇る。
牛島くんはすぐにどこかに行ってしまったが、中学の事がぐるぐると思い出される。
瀬見くんが横で口をパクパクさせて何か言いたそうだ。
｢中野さん、牛島若利と知り合いなのか！？｣
『まあ、うん。中学のときちょっとね』
それ以上は話さなかったけど、牛島くんは何かと有名みたい。
瀬見くんの話を聞くと、牛島くんたちはあの後全国へ行き、かなり勝ち進んだらしい。
牛島若利はバレーをしてる人間ならみんな知ってると熱弁された。
入学式がおわり、教室に戻った。
何人かの女子が瀬見くんに話しかけていた。
私も席が近い子とは一通り話したつもりだし…
友達作りはまた明日、頑張るとしよう！！
明日は部活の見学を回ろうかな。
授業はガイダンスばっかりだし、予習の必要はなさそう。
慣れない環境に疲れたのか、1人になると疲れがどっと押し寄せてきた。
お母さんにただいまーと挨拶をして自室へ行く。
ふと、部屋の隅の埃を被ったバレーボールに目をやる。
バレー、続けたかったなあ。もっと試合したかったなあ。
怪我をしてからというものの、家族の誰もバレーについては触れてこない。
年頃の娘には、それはそれでちょっとしんどい。
私はそのまま、ベッドに倒れ込んだ。
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ピンス(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしてます！！ (3月26日 9時) (
レス) @page21 id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)
ふみ - わぁ〜！！超イイ話です👍 高評価とコメントさせていただきま〜す (3月11日 23時) (レス) id: 567d5d614d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みあ | 作成日時：2024年2月22日 0時
