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もう受験かあ、どうしよう。
地頭がいいのか、成績は他の子よりは良かったし、内申点も良かった。
部活引退後は塾にも通って、模試の結果もそれなりだった。
新山女子でバレーを続けたかった。推薦が来ていたが、もうこの怪我は治らないので、と辞退した。
私にはもうバレーができないから。
志望校なんて考えるのはそっちのけで、その気持ちを紛らわすかのようにひたすら勉強に集中した。
怪我が左手だったのは、不幸中の幸いかもしれない。
おかげでシャーペンは握れる。
進路希望調査票とやらを出す時期になって、先生に進路指導室に呼ばれた。私だけずっと進路希望が空白だったから。
｢どこか行きたい高校はないの？｣
と聞かれる。
うーん、、、ない。
『私にはバレーしかなかったから。
出来ないならどこでもいいです。』
そう答えた。
｢じゃあ、白鳥沢学園は？Aさん賢いから、一般受験で受かると思うよ。内申点も申し分ないから、推薦も貰えると思うし。｣
白鳥沢学園？お父さんとお兄ちゃんの母校だ。悪くないかも。
『........そこにします。』
少し悩んでそう答えた。本当にどこでも良かった。
負けず嫌いなところはバレーをしてた頃と変わらないらしく、一般受験で受けることにした。
その後もひたすらに勉強して、
試験は難しかったけど、何とか合格した。
私も晴れて高校生！バレーなんて忘れてJK謳歌するぞ！
そう意気込んで、入学式を迎えた。
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ピンス(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしてます！！ (3月26日 9時) (
レス) @page21 id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)
ふみ - わぁ〜！！超イイ話です👍 高評価とコメントさせていただきま〜す (3月11日 23時) (レス) id: 567d5d614d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みあ | 作成日時：2024年2月22日 0時
