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牛島side
自主練を終えてネットを片付けていると、中野がまだ見ていることに気づいた。
ふと、自分の言った言葉を思い出す。
｢最後まで見ていけ。｣
しまった。夢中になりすぎた。急に責任を感じて、いつもより急いで片付けを終わらせる。
帰る前に、天童と瀬見のことを紹介しないといけない。
｢中野。｣
俺が声をかけたと同時に、
『瀬見くん！お疲れ様！』
中野が笑顔で手を振った。
｢お、おう！ありがとな、｣
瀬見と中野は知り合いなのか？何故だ？
｢中野、紹介する。天童と瀬見だ。｣
｢Aちゃん、よろしくネ〜
オレ、Aちゃんの試合昔横目でよく見てたんだよね〜｣
｢若利、俺たち同じクラスだから自己紹介は要らないかな。｣
2人が思い思いに話した。瀬見とは同じクラスなだけなのか。よかった。
『よろしくね！中野Aです。』
｢中野、引き受けてくれて有難う。｣
そう言って微笑んでみる。上手く笑えているだろうか。
俺は表情が顔に出ないとよく言われるが、感情は豊かな方だと思う。
｢若利くーん！その顔なに？嬉しいノ？｣
｢あぁ。｣
その後俺たちは、他愛もない話をしながら寮まで一緒に帰った。
『ねぇ、皆のこと下の名前で呼んでもいい？
そのほうがすごく仲間っぽくない！？』
別れ際、中野がそう言い出した。
｢いいと思う。｣
俺は、Aと呼べばいいのだろうか？
『若利くん、覚くん、英太くん、よろしくね！』
それじゃあおやすみ！と言ってAは帰って行った。
Aも寮に住めばいいのに、と思う。
今日、Aがマネージャーになった。
なんだか、今よりももっと頑張れるような気がした。
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ピンス(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしてます！！ (3月26日 9時) (
レス) @page21 id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)
ふみ - わぁ〜！！超イイ話です👍 高評価とコメントさせていただきま〜す (3月11日 23時) (レス) id: 567d5d614d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みあ | 作成日時：2024年2月22日 0時
