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8時10分、インターホンがなる。

「A!行くぞー」

『はーい』


半分夢の中の私と研磨を引き連れて登校するのはてつくんの役目。



研磨と私は同じクラスで、てつくんは一個上だから廊下では会わない。
昼休みは3人でお弁当を食べるのが日課。


放課後、研磨とてつくんはバレーボールの練習に明け暮れる。
私だってマネージャーになろうか悩んだ。
けど音駒はマネージャーいなかったし、目つけられたら怖いし…


なんといっても、てつくんはモテる。

だからマネージャーにならなくても一緒にいるだけで、目をつけられてるようなもの。研磨がいてくれるから大丈夫だしてつくんに言ったら心配かけるから、誘ってくれた2人には悪いけど、断り文句は勉強に集中したいという事になっている。



私は帰宅部だから、2人がオフの日は一緒に帰る。
試合は必ず見に行くようにしてるし、2人のこともバレーのこともよく知ってる。






いつのまにか、バレーばっかりになっていた2人とは、休みの日に遊びに行くことも出来なくなっていた。



少し寂しかったけど、てつくんが嬉しそうに話すのを見ていると微笑ましかったし、(研磨は、ゲームの話ばっかり)何かに一生懸命なところはとても格好良くみえた。






テスト期間は、3人で勉強会が当たり前。
てつくんと研磨は赤点さえ回避出来ればそれでいいって言うけど、私は常に成績トップを目指した。






そんなこんなで高校生活1年目が終わり、高校2年の春になった。

てつくんは3年生になって受験生。バレー部では主将になったらしく、さらに熱を入れて練習していた。





この時すでに、年度末に引っ越す話が出てたんだけど、2人にはずっと言えなかった。

3→←1



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黒尾ファン - この作品最高です。続き待っとるんで頑張ってください。 (3月31日 21時) (レス) @page6 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みあ | 作成日時:2024年3月14日 9時

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