【ナンバカ】南波刑務所恋物語【短編集】《リクエスト停止中》

夢物語【猿鬼】《さつきさんリクエスト》 ページ38

設定
A
5舎看守。
ーーーーー
【猿鬼side】
最近Aに避けられてしまっている。

俺は嫌われてしまったのだろうか…少し不安だ。


「A、最近俺を避けているようだが何かあったのか？」

そう俺は尋ねた。

「い、いえいえ！何もないですよ〜では、仕事があるので！」

慌てた様子でさっさと行こうとするAを俺は引き止める。

「俺が何かしてしまっていたなら謝る。だから理由を話してくれないか？」

そう言うとAは訳を話す。

「そ、その…私…猿鬼さんのことが好きなんです…！
だ、だからなんか気恥ずかしかったりして…」

Aは顔を赤くしながら話す。

「ってあ、迷惑でしたよね！ごめんなさい…」

何を言っているんだ？Aは。


「迷惑なわけないだろう。

それに…俺もお前の事が好きだ」

「あ…そうですよね…ってえ、えぇ⁉」

Aは顔を更に赤く染めて驚く。

まぁそれもそうだろう。言ってなかったしな。

「あ…じゃあその…私と付き合ってください！」

「ああ、もちろんだ」

俺が言おうとしたことだが、先に言われてしまったな。


「ふふ、なんか猿鬼さんと付き合えるだなんて夢みたいです」

「ああ、そうだな」


Aが喜んでくれて本当によかった…。



その後、仕事終わりに2人で手をつないで帰った。

ああ、なんだかAの言った通り本当に夢みたいだな。



このことが夢でなければいいんだがな……＿＿＿＿＿＿

生理は辛いけども【猿門】《ばんちーさんリクエスト》→←其の二

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す