見えなかった想い【猪里】《はるさんリクエスト》 ページ31
設定
A
5舎看守。
ーーーーーーーーーー
【猪里side】
俺は仕事を真面目にするようなやつじゃない。
だけどそんな俺にも彼女がいる。
そう、Aだ。
そんなAは今、法月と見廻りをしているらしい。
ふとAと法月がいるのを見ると、
2人はとても楽しそうに話していた。
「それでね、そのときに猿門主任が……」
「え、そんなことがあったんですか⁉」
「そうなんだよ、もう一緒にいた六力もすごい笑い堪えててさ…」
俺といるとき以上にずっと楽しそうじゃねぇか……
って何嫉妬してんだよ俺。女々しいだろうが。
.
仕事の時間が終わり、家に帰ろうとする。
そういやAと帰る約束してたな。
「おいA、帰るぞ〜」
「う、うん……」
俯いて返事をするAを見ると、やっぱり俺なんかと付き合うのは嫌なんじゃ無いかと不安になる。
Aは、法月や主任とかの方が好きなんだろうな……
「Aは…俺より法月たちの方が好きなのか?」
一体俺は何を聞いてるんだろう。
俺が本当に望む答えが返ってくるかもわからないっていうのによ。
「ごめん、変なこと聞いちまったな。
俺、1人で行きたいところあるから……じゃあな」
無理に笑顔を作ってAに背を向けた。
「待って…!」
その声を聞いた途端、背中に暖かさを感じた。
「私は…猪里さんが一番好きだよ……でも、付き合った後どうすればいいのかわかんなくて……それで誤解させちゃったのかも…ごめんね……」
背中にしがみつき、Aは必死に言う。
「大丈夫だ、気にすんな。」
俺はそう言うと、
「うん…!」
と、Aが明るい声で返す。
その声を聞いて、少し安心できた。
2/14 happy birthday dear叶→←密か心【猿門】《くにみさんリクエスト》
46人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マリア - チィーを、チィーをお願いします!(チィー好き好き好き好き好き好き好き好きスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキ…) (2019年7月19日 21時) (レス) id: 47983edb7b (このIDを非表示/違反報告)
琥桜(プロフ) - *gami*さん» わかりました!ありがとうございます (2017年4月8日 11時) (レス) id: 12d334a621 (このIDを非表示/違反報告)
*gami* - お知らせ読みました…!大変でしたね…私も兄弟がいるのですごくわかります。リクエストでウパをお願いします!其の二其の一の再アップ、頑張ってください! (2017年4月8日 0時) (レス) id: 250f5bfcf1 (このIDを非表示/違反報告)
琥桜(プロフ) - 夜桜さん» いえいえ!喜んでいただけて良かったです! (2017年4月2日 17時) (レス) id: 12d334a621 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - リクエストありがとうございました!二人に祝ってもらえて嬉しかったです!! (2017年4月2日 17時) (レス) id: ef451c2a17 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:琥々桜 | 作成日時:2017年3月20日 16時