告白ゲーム。【財前光】 (ページ5)

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5ゲーム。ページ5

白石『よしよし、全員揃ったな？』

朝練終了。

揃いも揃って部室に集合してる。

何をやるかはだいたいわかるんだけど……なんか人数が増えてない？

千歳『どうなるか楽しみたい。』

遠山『白石！はよぅジャンケンしよ！！』

『…謙也先輩、』

謙也『ん？』

『千歳先輩はともかく…金ちゃんって告白の意味知ってるんですか？』

謙也『…さぁ？』

何とも曖昧な答えの謙也先輩。

…まぁ、さすがに中1だし知ってるか。

白石『おっしゃ！ほな、みんなルールは覚えてるな？
いくで～…！！ジャンケン…っ！』

負けませんように。

目をつぶって必死に心の中で祈りながらグーをだした。

白石『おぉ！！！まさかの一人負けやな、謙也！！』

財前『めっさ笑える。www』

笑い声を感じてホッとしながら目をあけると謙也先輩の一人負け。

…はぁ、良かった。

謙也『ほ、ほんまに？』

財前『応援してますわ、先輩。脱ヘタレっすね。ww』

謙也『ありえんわ……。』

だろうね。

トップバッターとか私だったらめちゃくちゃ嫌だもん。

白石『ほな謙也。今日から2週間、俺らにバレんようにアピールするんやで？』

謙也『お、おん。』

財前『絶対当てたりますわ。』

遠山『え～。わいも告白したかったー！』

謙也『！なら金太郎代わ『それはルール違反や。』…うっ、』

財前『あ、部長。いっこ質問。』

白石『なんや？』

財前『もしこのヘタレが2週間後に告白できんかったらどないするんですか？』

白石『う～ん。せやなぁ…したら次回ってくるの待つしかないかな。
まぁそんなことになったら正真正銘のヘタレや。』

財前『って言われてますよ、謙也さん。』

謙也『わ、わかってるわ！ちゃんとやるに決まってるやろ！』

謙也先輩…。大変そうだな。

でも…傍観者としてはちょっと面白いかも。笑、

白石『ちゅうことで…告白ゲームスタートっ！！！』

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