告白ゲーム。【財前光】 (ページ39)

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35ゲーム。ページ39

昼休み。

友達『A、今日お弁当なん？』

『うん。』

友達『せやったら学食いって食べよ。』

そんな会話をして、教室からでようとしたら白石先輩がいた。

白石『A、』

『うわ、でた。』

白石『おばけみたいに言わんといて。お弁当やろ？一緒に食べよ。』

『嫌です。』

白石『すまんけどこいつかりるな。』

私の言葉を無視して、友達に話しかける白石先輩。

目を丸くしてる友達をよそに、私の腕をひいて廊下を歩いていく。

『ちょ、白石先輩！』

白石『ええやん。たまにはこういうのも。』

『けど、』

白石『2週間だけやし。なっ？笑、』

午前中の千歳先輩の言葉がちょっとだけ頭によぎる。

罪悪感。

『…わかりました。』

白石『！おっしゃ！ほな、屋上いこ。』

満面の笑みで。

ほんとに嬉しそうに笑った白石先輩の笑顔にちょっとだけ。

ほんとにちょっとだけ、胸が高鳴った。

…ていうかあんなことあったのに…私だけドキドキしてるみたいじゃん。

そんなことを思いながら、屋上に入ると。

遠山『遅いで！白石！！』

白石『すまんなぁ。Aが駄々こねてん。』

『え？あ、…ごめんなさい。』

金ちゃんと謙也先輩。

光に千歳先輩やユウジ先輩たちもいる。

謙也『ほな、全員揃ったんやし食おうや！』

遠山『むっちゃ腹減ったー！』

千歳『金ちゃん、落ち着いて食いなっせ。笑、』

盛り上がってるテニス部レギュラー。

…なんだ。

私、勘違いしてた。笑、

白石『……A？』

『！あ、はい。』

白石『期待裏切ってごめんな。笑、
2人っきりやと思ったやろ？』

『っ！お、思ってません！』

白石『顔赤いでー。笑、』

白石先輩にからかわれながら、千歳先輩の隣に座ってみんなでお昼を食べた。

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