33ゲーム。 ページ37
『…どうやって教室に戻ろう…。』
時計をみると授業が始まって約10分。
1番戻りづらい時間だ。
『もうサボっちゃおうかなー…。』
心臓がまだうるさい。
おでこにキスなんて初めてされた。
…白石先輩、ほんとに私のこと好きなの…？
『……はぁ、』
これから変に意識しちゃうじゃん。
白石先輩のことはそういう風に見たことなかったのになぁ。
千歳『A、』
『！？ち、千歳先輩…。』
いきなり後ろから声をかけられて、ふりむくと笑って立ってる千歳先輩。
千歳『どげんしたと？』
『ちょっと。…千歳先輩はまたサボリですか？』
千歳『ははっ、白石には秘密ばい。』
「白石」
その単語にちょっとだけ心臓がはねた。
千歳『Aも一緒にサボらんね。』
『えっ？あ、』
私の返事をきかずに腕をひいていく。
千歳先輩ってこんなんだっけ？
よくわからないまま、中庭にきた。
『あの、千歳先輩…、』
千歳『白石と何かあったんじゃなかと？』
『えっ？！な、なんで…、』
千歳『白石見てればわかるたい。笑、』
『…白石先輩ってほんとに私のこと好きなんですか？』
千歳『ははっ、信じられんね？』
『だって…、いくらゲームだからって、あんなにいきなり…。』
千歳『いきなりじゃなか。
白石は…Aが1年生の時からずっと見てたばい。』
『…光と付き合う前から？』
千歳『Aが幸せならそれでいいって。自分に言い聞かせてたばい。笑、』
『……。』
千歳『Aも大変やね。笑、』
何もかも知ってるみたいな千歳先輩は、笑いながら頭をなでた。
______________________________________________________________________
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 217人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「テニスの王子様」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
久我和成(プロフ) - おもろいです！でも、蔵之介じゃあらへんでｗ蔵ノ介や (2015年1月1日 18時) (
レス) id: dc90c6c8ad (このIDを非表示/違反報告)
クルエル(プロフ) - あおいさん» バイ菌が繁殖する＼(^o^)／ (2014年7月8日 20時) (携帯から) (レス) id: 3cb9714877 (このIDを非表示/違反報告)
雪野星華(プロフ) - あおいさん» じゃあ申請させてもらいますっ♪ (2014年6月28日 22時) (携帯から) (レス) id: 07ba1a135e (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - クルエルさん» 手が不潔になるwww (2014年6月28日 22時) (レス) id: 98e075a634 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - りりほんさん» 嬉しいです！！しましょう*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･'(*ﾟ▽ﾟ*)'･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*← (2014年6月28日 22時) (レス) id: 98e075a634 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あおい | 作成日時：2014年6月16日 21時
