告白ゲーム。【財前光】 (ページ24)

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22ゲーム。ページ24

光よりいい男なんて…いるなら教えてよ。

光じゃないとダメだよ。

あふれてくる想いと言葉を見なかったふりをして、千歳先輩を探す。

いろいろ見たけど、……やっぱり見つからない。

財前『そろそろ戻るで。あんまりずっといたらサボりかと思われる。』

『…そだね。』

光のあとをおうようにして、部室に戻るとみんなで集まってなにか見てた。

謙也『おぉ、お疲れさん！』

白石『千歳おったか？』

『いいえ。けっこう探したんですけど…。』

白石『まぁあいつやからしゃあないわ。笑、』

財前『先輩ら、そないあつまって何してるんですか？』

謙也『去年のテニス部のアルバムがでてきたんや。』

『へぇ！見たい！』

白石先輩とユウジ先輩の間に腰をおろしてアルバムを見る。

…うわぁ、懐かしいな。

文化祭とか体育祭の行事に、去年の全国大会とかの先輩たちの姿。

ほんと、テニス部の先輩たちはすごい。

ユウジ『おっ、これAの誕生日の時やん。』

『えっ？…あ、ほんとだ。』

先輩たちが作ってくれたケーキ美味しかったな。

プレゼントも。

光からは自動販売機のおしるこだったっけ。笑、

もったいなさすぎて飲めなかった。

ユウジ『この時は自分ら付き合ってたんやな。』

私と光をみて何気なく言ったユウジ先輩。

…なんとなく部室が静かになった。

ユウジ『…あれ？もしかしてあかんかった？』

白石『…はぁ、』

財前『ほんま先輩KYっすわ。』

ユウジ『なんやとっ！？』

財前『もう別れたんですから、過去を掘りかえさんといてください。』

なんとなく、光の一言が心に残って。

息がつまりそうになった。

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