告白ゲーム。【財前光】 (ページ19)

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17ゲーム。ページ19

『白石先輩、ここどうやるんですか？』

白石『ん？あぁ、これはなー…、』

結局追い出すことはしないで勉強してるんだけどね。

よくあることだし。

お母さんも「家庭教師みたいでいいじゃない♪」とか言っちゃって。

まぁ頭いいから教え方とかめちゃくちゃうまいし助かってるんだけど。

『…白石先輩ってほんと聖書ですよねー。』

白石『なんやきゅうに。笑、』

『頭も顔もいいし。性格は…ちょっと残念だけど、優しいし。』

白石『残念はよけいや。』

『テニスも勉強も誰よりも努力してるし。ほんと尊敬しますよ。』

聖書って言われてるのはそれに見合うだけのことをちゃんとしてるからであって。

当たり前のように聖書って呼ばれてるけど、すごいことなんだよね。

白石『………。』

『まぁエクスタシーとかはちょっと……白石先輩？』

ベラベラ喋って白石先輩の顔を見るとなぜかほんのり赤かった。

…照れてる？

『なんで照れてるんですか。笑、』

白石『そら目の前でそないべた褒めされたら誰でも照れるわ。』

『え、でもよく言われてるじゃないですか。「白石くんってすごいよね！」って。』

白石『そら言う人が…まぁええわ。はよ宿題終わらせて遊びにいくで！』

窓の外を見ると雨はやんでた。

気まぐれな雨だったな。

『白石先輩、明日って部活ありましたっけ？』

白石『おん。部室の掃除するんやろ。』

あー。そういえばそうだった。

掃除っていろいろ面白いものがでてくるから楽しいんだよね。

『……よっし、終わったぁ！』

ふぅ頑張ったよ。

『先輩ー、終わったからお腹減った。』

白石『なんか食べにいこか。』

そんな話をしながら白石先輩と家をでた。

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