告白ゲーム。【財前光】 (ページ18)

今日:21 hit、昨日:10 hit、合計:181,004 hit

16ゲーム。ページ18

『ただいまぁー。』

？『おぅ、おかえりぃ。』

聞き覚えのある声。

玄関には見たことあるテニスのシューズが。

『…なんでいるんですか？白石先輩。』

白石『暇やったから遊びにきたん。』

『…仮にも受験生でしょ！！』

勉強しろよ、勉強！！

ていうかお母さんは…、

母『あっ、お帰り。』

『お母さん！白石先輩…、『じゃ！買い物行ってくるね！！』…はぁ？！』

母『蔵くん！ゆっくりしていってね～！Aのことよろしく☆』

白石『おおきに～。いってらっしゃーい。』

お母さんがニヤニヤしながら家をでていく。

実は白石先輩がこうやって家に来るのは珍しくない。

だって家近所だし。

お母さんがミーハーだから白石先輩のこと気に入ってるし。

ていうか…蔵くんって何だよ！！

『帰れ。』

白石『Aひどいわ。雨の中わざわざ来たんに。』

『来てくれなんて言ってませんー。』

階段を上がりながら自分の部屋にいく。

白石先輩はついてくるけど。

白石『まあまあええやん。どうせ暇やろ？』

『暇じゃないですよ。ていうか私着替えるからでていってくれません？』

白石『俺は全然かまへんで。』

『私がかまいます！はやくっ！！』

半強制的においだす。

全くあの人は…。

白石『なぁAー、』

扉ごしにきこえる声。

『なんですか？』

白石『暇。』

『へぇ。』

白石『かまって。』

『バカですか。』

学校だと普通の先輩なんだけどな。

なぜかたびたび家にくるようになって、気づけばずっと前から知っているみたいな存在になった。

…友達がきいたらびっくりするだろうなぁ。

______________________________________________________________________