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雨37 ページ38

幸村『ブン太、仁王は?』



『さぁ?』



幸村『探してきて。』



『なんで俺が『よろしく。』…はーい。』






こぇ。


1人でいくのもつまんなかったならAをひきつれて校舎にはいる。





…いつもならこういう時はジャッカルなのに、なんでA?


…よくわかんね。







仁王の姿を探しつつ、神経はAとの話にそそがれる。


なんつーか…こうしてるのやっぱ楽しい。








上機嫌で階段をのぼってるとAがいきなり声をあげた。







『!?うわぁっ?!』






足滑らせて、階段から落ちるところを俺がギリギリキャッチ。


キャッチっつーか俺のほうにひきよせた?





天才的だろぃ。笑、









A『!!!』



『ふぅ、ギリギリセーフ。ったく気をつけろよ?笑、』



A『あ、ありがとうございます。』



『おぅ!…ん?どーした?』



A『いや、あの…腕離してくれません…?』



『へっ?……あ、わ、わりぃ!!』







気づけばAを抱きしめてた。


不可抗力だったとしても…やべぇなんか照れる。





A『あっ、私のほうこそ助けてくれてありがとうございます。』



『お、おぅ。』







何やってんだ、俺。


意外にも自分の抱きしめる力が強いことに気づいて、一瞬離したくないって思った。








A『…やっぱり丸井先輩って優しいですね。』







少し顔を赤くして笑うA。




こんな表情すんだ。








抱きしめてた腕を慌てて離したから、距離はそんなに遠くない。


たぶん手をのばせば簡単に届く。







笑うAが残像として残る。








自分でもおかしいんじゃないかってぐらい、心臓がうるさい。



あぁ、うるさいのはさっきからか。

今に始まったことじゃねぇや。









『A…、』




頭で考えるより本能が動いた。




あぁ、やっぱり俺こいつのこと好きなんだ。









俺の手がのびて、Aの頭を固定する。




あと、数センチの距離。



______________________________________________________________________

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幸村さら - この作品めっちゃ好きです!!ブンちゃんの優しさに惚れた(元から惚れてます) (2015年7月17日 15時) (レス) id: a3f591967a (このIDを非表示/違反報告)
綺羅姫 - 可哀想すぎて…(泣) ていうか、テニス部の皆優しすぎ!!それに泣けちゃう…… (2015年2月9日 20時) (レス) id: 22b58266a7 (このIDを非表示/違反報告)
クルエル(プロフ) - あおいさん» 本当にかわいそうだわwwww (2014年5月24日 8時) (携帯から) (レス) id: 3cb9714877 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 真紅さん» たしかにこれはちょっと悲しかったかも…。← (2014年5月23日 21時) (レス) id: 98e075a634 (このIDを非表示/違反報告)
レイラ(プロフ) - あおいさん» そうそうかっこいいからしょうがない←なんかドキドキの展開(((o(*゚▽゚*)o))) (2014年5月23日 20時) (レス) id: 417208228c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あおい | 作成日時:2014年5月7日 19時

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