【丸井ブン太】雨色トライアングル【切原赤也】

雨27 ページ28

その日は1日赤也が不機嫌だった。



優奈ちゃんと話せばすぐ機嫌良くなると思ってたのに。





男『赤也ー。』



赤也『…んだよ。』



男『い、いや、なんでもねぇ…。』






目が充血しそう。


クラスメイトが私をチラチラ見てる。




…残念ながら私は何にもできないんだよね。





優奈『あ、赤也くん！』



赤也『優奈、』





おっ、グッドタイミング。


クラスメイトの安心の声がきこえる。笑、





友達『A、赤也くんと喧嘩したの？』



『してないよ。』



友達『じゃあなんであんなに赤也くんに睨まれてるの？』



『朝起こさなかったからじゃない？
もう子供じゃないんだから勘弁してほしいよね。笑、』






優奈ちゃんと赤也が話してる姿をできるだけ視界にいれないように友達と話す。



幼なじみってなんてめんどくさいんだろう。


離れても離れても近い存在。





もういっそのこと、他人になりたい。





「じゃあね。」って言って


ヒモひいたら


いちにのさんで。



赤也との記憶、全部消えたらいいのに。






友達『ねぇ今日、午後練ないんでしょ？遊びに行こうよ！！』



『あー、ごめん。今日は約束があるんだ。また今度ね。』



友達『赤也くん？』



『まさか。笑、』








放課後になって、仁王先輩と丸井先輩とケーキバイキングに来た。


…すごく目立ってて嫌なんだけど。






『…先輩、よくそんなに食べられますね。』



丸井『まぁな！これぐらいかるいかるい♪』



仁王『そんなんじゃからまるいブタって言われるんじゃよ。』



丸井『そんなん言われたことねぇよ！！』



『あはは。笑、』





丸井先輩と仁王先輩のコンビ、おもしろいなぁ。笑、




そんなことを思いながらひたすら食べる丸井先輩を笑いながらみてた。


______________________________________________________________________

雨28→←雨26

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す