雨21 ページ22
ー赤也sideー
なんだよ、Aのやつ。
昨日の夜からぜってぇ怒ってるだろ。
俺なんかしたっけ？
全然わかんねぇ。
まっ、どうせあいつのことだから機嫌が悪いとかくだらない理由なんだろうけどっ！
先生『よし。朝のHRは終わり。号令ー。』
休み時間になってすぐさま優奈の教室にいこうとしたけど、やめた。
しつこいやつとか思われたくねぇし。
昨日、ダメもと誘った遊園地デートで思わず口が滑って告白した。
優奈「赤也くんって幼なじみいるよね？」
「Aのことか？」
優奈「うん。…もしかして付き合ってる？」
「はっ？！ないない！笑、あいつはずっと幼なじみだし。
それに俺の好きな人は優奈ー……あっ、」
優奈「！？///」
「あ、わりぃ！！つい口が滑った…っ、」
優奈「…たしも、」
「えっ？」
優奈「私も赤也くんのこと好きだよ…。///」
ほんとあの時は夢かと思ったぜ。
あぁ、やべぇ！思い出しただけで顔がニヤつく。笑、
『なぁ、Aー……ってあれ？』
優奈のことを話したくてAの名前を呼びながら教室を見渡す。
いねぇのか。
珍しいな。いつもなら休み時間は俺の席にくんのに。
丸井『ったくお前はせっかくの人の好意をむだにすんじゃねぇ！』
A『無駄じゃなくてありがた迷惑ってやつです。笑、』
廊下からききなれた声がすると思ったら丸井先輩とAが笑いながら話してた。
まぁAと丸井先輩は仲がいいから話してんのは珍しくねぇけど、
『丸井先輩？』
丸井先輩が2階にくるなんて滅多にないし。
まぁそんなことべつにいっか♪
『あ、優奈だ。』
丸井先輩たちを見ていたら優奈が廊下にいるのが見えた。
『優奈っ！！』
少し小走りで廊下にむかいながら名前を呼ぶ。
優奈『……。』
あれ？きこえなかったか。
優奈は俺の声なんてきこえなかったみたいで、ある一点をずっと見てた。
それが、丸井先輩とAだったのはたぶん俺の気のせい。
睨んでるように見えたのもたぶん俺の気のせいだ。
______________________________________________________________________
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 156人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
幸村さら - この作品めっちゃ好きです！！ブンちゃんの優しさに惚れた（元から惚れてます） (2015年7月17日 15時) (
レス) id: a3f591967a (このIDを非表示/違反報告)
綺羅姫 - 可哀想すぎて…(泣) ていうか、テニス部の皆優しすぎ！！それに泣けちゃう…… (2015年2月9日 20時) (レス) id: 22b58266a7 (このIDを非表示/違反報告)
クルエル(プロフ) - あおいさん» 本当にかわいそうだわｗｗｗｗ (2014年5月24日 8時) (携帯から) (レス) id: 3cb9714877 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 真紅さん» たしかにこれはちょっと悲しかったかも…。← (2014年5月23日 21時) (レス) id: 98e075a634 (このIDを非表示/違反報告)
レイラ(プロフ) - あおいさん» そうそうかっこいいからしょうがない←なんかドキドキの展開(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2014年5月23日 20時) (レス) id: 417208228c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あおい | 作成日時：2014年5月7日 19時
