【丸井ブン太】雨色トライアングル【切原赤也】

雨12 ページ12

『遊園地きたーっ！！！』




仁王『おっ、Aが珍しくテンション高いのぅ。』



丸井『うっわ、俺すげぇ久しぶり！！』



幸村『うん、俺も久しぶり。楽しみだね。』






今日は日曜日。



4人で遊園地にきた。


久しぶりだし、遊園地ってけっこう好きなんだよね。





丸井『なぁなぁ！まずどれからいく？！』



『やっぱジェットコースターっしょ！！』



仁王『くくっ、そう言うと思ったぜよ。』



幸村『じゃあ、いこうか。』






先輩たちと遊園地きてよかったな。


すごい楽しいし、落ち着く。



アトラクションの待ち時間もまったく気にならないほど。




ジェットコースターや、コーヒーカップ。

遊園地の定番はだいたい乗った。



お昼を食べてお腹いっぱいになったところで丸井先輩が再び元気になった。







丸井『なぁ！次お化け屋敷いこうぜっ！』



『！』



仁王『おっ、ええのぅ。たしかここのお化け屋敷けっこう怖いので有名らしいぜよ。』




幸村『じゃあ……、A？どうしたの？』



『あ、いえ。いいですね！お化け屋敷！！はやくいきましょーっ！』







実はお化け屋敷とかそういう系苦手なんだよね。

でも丸井先輩、さっきからずっといきたいって言ってたしそんなに怖くないよね！！


うん、大丈夫…なはず。





ここのお化け屋敷はどうやら2人1組でいくらしい。




丸井『A！俺と組もうぜ！！』



『あっ、はい。』



仁王『げっ、ブンちゃんに先こされたぜよ。』



幸村『男と2人でお化け屋敷なんて何が楽しいんだ…。』







丸井先輩に連れられてお化け屋敷に入る。




うん、ぶっちゃけかなり怖い。


何気に丸井先輩もびびってるし。




そんなことを思ってたら手に丸井先輩のぬくもりを感じた。






『先輩。』



丸井『な、なんだ？』



『…ふふ、なんでもないです。笑、』






怖がってる丸井先輩が何かかわいくて。

手のぬくもりがなんか久しぶりで。




怖かったけど、丸井先輩のおかげで楽しめた。


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