41微炭酸 ページ42
ー仁王sideー
『ふわぁ…、』
眠いのぅ。
そんなことをぼーっと思いながら屋上の扉をあけて、鍵をしめる。
給水塔の上まできたところで、寝っ転がって空を見る。
いつきてもここは安心するぜよ。
〈〈ガシャン〉〉
そんなのどかな気分で寝ようと思ってたら何かを破壊する音がした。
A『仁王先輩ー！あけてくださーいっ！！』
やっぱりAか…。笑、
給水塔の階段をおりて、内側からしまってた鍵をあける。
『ほれ、』
A『！ありがとうございますっ！！』
いつもの笑顔で俺に笑いかけるA。
その笑顔が今はこんなにも愛おしく見えるんだから不思議なもんじゃな。
『お前さん、俺があげた合鍵はどうした？』
A『なくしました！』
『堂々と答えなさんな。笑、しょうがないのぅ。』
Aにポッケにはいってる鍵を渡す。
『最後の一本。なくしても知らんからな。』
そう言うとまた嬉しそうに笑って頷く。
A『はいっ！！！』
2人で屋上に寝っ転がっりながら、Aが言う。
A『私って幸せ者ですよねー。』
『そうなんか？』
A『はい。仁王先輩や赤也先輩、丸井先輩にジャッカル先輩、椎名先輩。
たくさんの人に見守られてここにいます。』
『…そうだな。俺も、幸せ者じゃ。』
A『仁王先輩、』
『ん？』
A『大好きです。』
『…あぁ、知っちょる。』
『俺もお前さんのこと、好いとうよ。』
頭をなでる。
その顔があまりにも可愛かったから、
『いや、違うな。愛しとうよ、A。』
普段は調子に乗るからあんまり言わんがな。
空も綺麗で、気分もいい。
今日は特別じゃ。笑、
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かるぴん(プロフ) - とても面白かったです！ (2021年3月7日 2時) (
レス) id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
苺 - はじめまして。仁王ってあの醸し出す色気からかこういうタイプの作品あまり見たことなかったので、見ててすごくキュンキュンして悶えてました。面白い作品をありがとうございます！ (2018年9月13日 17時) (レス) id: b70e13ff5f (このIDを非表示/違反報告)
美希 - 仁王は小さい頃ひっこしばかりしていたので、好いとぉよと言いますよ 学園祭の王子様の仁王を聞けば分かります (2014年7月25日 14時) (レス) id: bb1b229708 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - のももさん» すみません。こちらのコメント気づきませんでした。ご指摘、ありがとうございます。これから、って言ってももう書くことはないでしょうが気をつけます。 (2014年7月11日 19時) (レス) id: d4f41d3eb9 (このIDを非表示/違反報告)
のもも(プロフ) - あと他にも口調が違うところが多々あったので、気をつけてください。それで殿堂入りは正直腹がたちます。 (2014年7月2日 17時) (レス) id: d302579e3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおい | 作成日時：2014年4月25日 20時
